ツーブリッジメガネをかけてみたいけれど、「もしかしてダサいと思われないかな?」とファッションに取り入れる一歩が踏み出せないでいませんか。確かにおじさんっぽいという過去のイメージを持つ方もいるかもしれませんが、その真相と現在のトレンドを知れば、考え方が180度変わるかもしれません。
実際、ツーブリッジメガネは顔の印象と雰囲気を劇的に変える力を秘めており、多くの芸能人やモデルに愛用される、今や定番のおしゃれアイテムです。
この記事では、なぜツーブリッジメガネがダサいと言われてきたのかという背景から、似合う人の顔立ちや特徴、女性がおしゃれにかけるコツ、さらにはビジネスシーンで知的に活用する方法まで、あらゆる角度から深く掘り下げて解説します。
JINSなどの身近なブランドで探す方法や、明日から真似できる簡単なコーデ術も具体的に紹介するため、読み終える頃にはあなたにぴったりの一本が必ず見つかるはずです。
記事のポイントを先読み!
- ツーブリッジメガネがダサいと言われる本当の理由
- 印象を良くする似合う人の特徴と選び方
- ビジネスや私服でおしゃれに見せるコーデ術
- 芸能人にも愛用される人気モデルとブランド
ツーブリッジメガネがダサいと言われる理由とは?

- ツーブリッジメガネがおじさんっぽいと思われる真相
- ツーブリッジメガネで変わる顔の印象と雰囲気
- 愛用者も多いツーブリッジメガネと芸能人モデル
- ツーブリッジメガネを女子がおしゃれにかけるコツ
ツーブリッジメガネがおじさんっぽいと思われる真相

ツーブリッジメガネが一部で「おじさんっぽい」「ダサい」と感じられる最大の理由は、70年代から80年代の日本のポップカルチャーにおけるイメージが強く影響しているからです。
特に、当時の人気刑事ドラマやアクション映画で、哀愁漂う中高年の男性俳優が役柄として着用していたことが、その印象を決定づけました。「パイロットグラス」や「アビエーター」とも呼ばれるこのスタイルは、強く、少し無骨な男らしさの象徴だったのです。
具体的には、ティアドロップ型と呼ばれるレンズが大きく下に垂れたデザインや、レンズの天地幅が広いスクエア型などが、当時のマスキュリンなファッションの代名詞でした。このため、現代のミニマルで洗練されたトレンドの視点から振り返ると、どうしても過剰で古風なイメージを抱かれやすい傾向があります。
「古くさい」という固定観念はアップデートが必要
「昭和の男性がかけていた」「レトロというより単純に古い」といった声が今でも散見されます。
しかし、これは過去の特定のデザインに対する印象に過ぎません。現在のツーブリッジメガネはデザインが驚くほど多様化・洗練されており、この古いイメージこそが、逆に周りと差をつける「個性」や「計算されたヴィンテージ感」として、ファッション感度の高い層に受け入れられています。
言ってしまえば、リーバイスのヴィンテージジーンズやオールドスクールなスニーカーが再評価されるのと同じです。
ツーブリッジメガネもまた、その歴史的背景を理解した上で身につける、クラシカルでおしゃれなアイテムへと完全に昇華しているのです。昔のイメージだけで判断せず、現代のデザインに目を向けることが、おしゃれへの第一歩と言えるでしょう。
ツーブリッジメガネで変わる顔の印象と雰囲気

ツーブリッジメガネは、単なる視力矯正器具ではなく、顔の印象を劇的に変える力を持つ高度なファッションアクセサリーです。ブリッジが2本あるという独特で構造的なデザインが、他のメガネにはない個性的な雰囲気と、深みのある知的な魅力を与えてくれます。
フレームの素材や太さ、レンズの形状によってその効果は様々ですが、主に以下のような印象の変化が期待できます。
知的でシャープな印象
特にチタンなどの細いメタルフレームで構成されたツーブリッジメガネは、顔全体をスマートに引き締め、シャープで知的な雰囲気を強く演出します。
2本のブリッジが目元に視線を集め、建築的な美しさが際立つため、ミニマルなファッションやスーツスタイルとの相性も抜群です。相手に信頼感や専門性を感じさせたい場面で効果を発揮します。
個性的でおしゃれな雰囲気
定番のシングルブリッジに比べてデザイン性が格段に高いため、かけるだけで「ファッションを理解している人」「自分のスタイルを持つ人」という印象を与えられます。例えば、シンプルな白Tシャツとデニムという究極のベーシックスタイルに合わせるだけで、コーディネート全体が格上げされ、主役級の存在感を放ちます。
レトロでクラシカルな魅力
セル巻き(メタルフレームにプラスチックを巻き付けたデザイン)や、彫金が施されたモデルを選べば、古き良き時代を思わせるアカデミックでレトロな雰囲気を楽しめます。ヴィンテージファッションやトラッドスタイルと組み合わせることで、奥行きのあるスタイリッシュなコーディネートが完成します。
フレームの素材選びは特に重要です。光沢のあるメタルフレームなら都会的でモダンな印象に、マットな質感のプラスチックフレームなら落ち着いたカジュアルな印象になります。自分がどのような自分を演出したいかを考えながら選ぶと、メガネ選びがもっと楽しくなりますよ。
愛用者も多いツーブリッジメガネと芸能人モデル
ツーブリッジメガネが「ダサい」というイメージが過去のものであることは、ファッションのトレンドを牽引する多くの芸能人やモデルがプライベートや公の場で愛用していることからも明らかです。
彼らが選ぶことで、ツーブリッジメガネは「個性的でおしゃれな上級者アイテム」としての地位を確立しました。
実際に、人気ミュージシャンがミュージックビデオで着用したモデルが即座に話題になったり、俳優がSNSで着用姿を投稿したりすることで、その人気は常に再燃しています。ここでは、お洒落な著名人とその愛用モデルの一部をご紹介します。
芸能人 | ブランド・モデル名 | 特徴と魅力 |
---|---|---|
北村 匠海さん | BJ CLASSIC COLLECTION「PREM-125NT」 | MVで着用され話題となったモデル。日本製ならではの繊細なメタルワークが光り、知的でクールな印象を与えます。 |
あいみょんさん | TRAD by Bisei Iwamoto「TRB-2505」 | 華やかなゴールドカラーを愛用。少し大きめのレンズが特徴で、彼女の持つアーティスティックな雰囲気に完璧にマッチします。 |
こっちのけんとさん | TRAD by Bisei Iwamoto「TRB-2505」 | あいみょんさんと同じモデルのクールなシルバーカラーを着用。性別を問わず支持されるデザイン性の高さがうかがえます。 |
このように、今の音楽シーンやファッションシーンをリードする著名人が、自身のスタイルを表現するキーアイテムとしてツーブリッジメガネを選んでいます。彼らの着こなしを参考に、どのブランドが自分の好みに合うかを探ってみるのも、メガネ選びの醍醐味の一つです。
ツーブリッジメガネを女子がおしゃれにかけるコツ
男性的なイメージが先行しがちなツーブリッジメガネですが、近年では女性誌で特集が組まれるなど、レディースファッションにおいても注目のアイテムとなっています。
選び方とコーディネートのバランスを意識するだけで、非常におしゃれで洗練されたアクセントになります。女性がツーブリッジメガネを素敵にかけるための具体的なコツを見ていきましょう。
華奢なメタルフレームでアクセサリー感覚に
まず最も重要なのがフレーム選びです。無骨で太いセルフレームは男性的な印象が強すぎる場合があるため、線が細く華奢なメタルフレームを選ぶのが成功への近道です。特に、肌馴染みの良いゴールドやピンクゴールド、ブロンズといったカラーは、まるでピアスやネックレスのように顔周りを華やかに彩り、アクセサリー感覚で使えます。
レンズシェイプは丸みのあるもので柔らかさをプラス
レンズの形は、ボストン型(丸みを帯びた逆三角形)やラウンド型(真円に近い形)など、曲線的なデザインを選ぶと、ツーブリッジの持つ直線的で硬い印象が中和され、柔らかな雰囲気が生まれます。少し大きめのサイズを選べば、嬉しい小顔効果も期待でき、トレンド感のあるスタイルが作れます。
ファッションやメイクで「甘辛ミックス」を意識する

メガネが持つマニッシュな雰囲気を活かし、服装やメイクで女性らしさをプラスする「甘辛ミックス」が効果的です。例えば、フェミニンな花柄のワンピースや、揺れるプリーツスカートに合わせることで、メガネが良い意味での「ハズし」となり、こなれた印象になります。
また、リップの色を少し大胆な赤やピンクにするなど、メイクで女性らしさを一点投入するのも上級者テクニックです。
これらのポイントを押さえるだけで、ツーブリッジメガネをファッションの一部としてごく自然に、そして非常におしゃれに取り入れることができます。
ツーブリッジメガネがダサいと思われない選び方

- ツーブリッジメガネが似合う人の顔立ちや特徴
- ツーブリッジメガネをビジネスで活用する方法
- 簡単におしゃれになるツーブリッジメガネのコーデ
- ツーブリッジメガネはJINSなどのブランドで探す
- まとめ:ツーブリッジメガネはダサいという考えを覆す
ツーブリッジメガネが似合う人の顔立ちや特徴

ツーブリッジメガネはその個性的なデザインから「似合う人を選ぶのでは?」と思われがちですが、実際にはいくつかのポイントを押さえることで、多くの人の顔にフィットさせることが可能です。特に、以下のような顔立ちや特徴を持つ方は、ツーブリッジメガネの魅力を最大限に引き出しやすいと言われています。
面長の人
面長の方は、顔の縦のラインが長く見えやすいという特徴があります。
ツーブリッジメガネは、上部のブリッジ(トップバー)が眉のラインを強調し、水平のラインを作るため、顔の長さを視覚的に分断して理想的なバランスに近づけてくれる効果があります。これにより、顔全体のバランスが整い、間延びした印象を解消してくれます。
彫りが深い、または鼻筋が通っている人
欧米人のように目鼻立ちがはっきりしている方は、ツーブリッジメガネの持つ立体的な構造と非常に相性が良いです。メガネのデザイン自体が顔の凹凸を自然に引き立て、より印象的で知的な雰囲気を作り出します。トップバーが眉と目の間の距離を縮めて見せる効果もあります。
シャープな輪郭の人
顎のラインがシャープな逆三角形の輪郭の方や、エラが張っている四角顔の方にもおすすめです。直線的なツーブリッジのデザインが輪郭の持つクールな印象と調和します。その上で、レンズの形をラウンドやボストンといった丸みのあるものにすれば、顔の印象を柔らかく見せることも可能です。
もちろん、これらはあくまで一般的なセオリーです。例えば丸顔の方でも、少し角のあるスクエア寄りのツーブリッジを選べば、顔のラインを引き締める効果が期待できます。最終的には、実際に様々な形を試着してみて、ご自身の顔にしっくりくるものを見つけるのが一番の正解です。
ツーブリッジメガネをビジネスで活用する方法

一見するとカジュアルやモードな印象が強いツーブリッジメガネも、モデルを慎重に選べばビジネスシーンで強力な武器となります。
むしろ、その他大勢とは一味違う「できるビジネスパーソン」としての知性や信頼感、そして個性をさりげなく演出するための戦略的なアイテムになり得るのです。
ビジネスで使う際の絶対的なキーワードは、「シンプルさ」「上質な素材感」「悪目立ちしない」の3点です。派手な装飾や奇抜なカラーは避け、あくまで誠実で落ち着いた印象を与えるモデルを選びましょう。
ビジネス向けツーブリッジメガネの選び方
- フレーム:細身のチタン製メタルフレームが最適解。軽量でかけ心地が良く、主張が強すぎないため、どんなスーツスタイルにもスマートに馴染みます。
- カラー:定番のシルバー、ブラック、ガンメタリックが基本。少し個性を出したい場合は、アンティークゴールドやマットブラウンなども選択肢になります。
- サイズ感:顔の幅にぴったり合ったジャストサイズを選びましょう。大きすぎると途端にカジュアルな印象になり、ビジネスの場では軽薄に見える可能性があります。
例えば、管理職やリーダーの立場にある方なら、少し威厳と貫禄を感じさせるブロータイプ(レンズの上部フレームが太いデザイン)のツーブリッジも良い選択です。一方で、クリエイティブな職種やIT業界の方であれば、少しだけデザイン性のあるモデルで、先進性や柔軟性を表現するのも効果的でしょう。
注意点:TPOの厳守
いくらおしゃれであっても、フレームが極端に太いもの、ミラーレンズやカラーレンズが入ったサングラス仕様のものは絶対に避けましょう。あくまでビジネスの場にふさわしい、清潔感と誠実さが感じられる一本を選ぶという基本を忘れないことが重要です。
メガネは、相手に与える第一印象を大きく左右するツールです。自分の役職や、取引先にどう見られたいかを考慮して、戦略的にツーブリッジメガネを選んでみてはいかがでしょうか。
簡単におしゃれになるツーブリッジメガネのコーデ
ツーブリッジメガネは、それ自体がコーディネートの完成度をぐっと高めてくれるアクセントになるため、服装はむしろシンプルにまとめるのが、おしゃれに見せるための基本戦略です。ここでは、明日からでもすぐに実践できる具体的なコーディネート例を紹介します。
Tシャツ×デニムの王道カジュアルを格上げ

最も簡単で効果的なのが、上質な無地のTシャツに、形のきれいなデニムを合わせた究極のシンプルスタイルです。服装がミニマルな分、ツーブリッジメガネの持つ個性的なデザイン性が最大限に引き立ち、一気におしゃれな雰囲気が生まれます。「今日の服装、少し物足りないな」と感じる日のアクセントとして最適解と言えるでしょう。
ジャケットスタイルの「ハズし」でこなれ感を演出

テーラードジャケットやブレザーといった、きれいめなスタイルの「ハズし」としてツーブリッジメガネを取り入れるのも非常におすすめです。特に細身のメタルフレームのものを選ぶと、知的さをプラスしつつ、真面目すぎない程よい抜け感を演出できます。ビジネスカジュアルをワンランクアップさせる上級者テクニックです。
ヴィンテージ古着と合わせて世界観を構築

ツーブリッジメガネの持つレトロな雰囲気は、言うまでもなく古着との相性も抜群です。60年代の柄シャツや、80年代のバンドTシャツ、武骨なミリタリージャケットなど、時代背景を感じさせるヴィンテージ感のあるアイテムと組み合わせることで、統一感のある深い世界観を表現できます。
コーディネートを組む際のポイントは、メガネを「主役」として考えることです。例えば、ゴールドフレームのメガネをかけたら、ベルトのバックルや腕時計もゴールドで統一するなど、色をリンクさせるとまとまりが出ます。メガネのデザインを活かすために、他のアクセサリーは控えめにするなど、全体のバランスを意識してみてください。
ツーブリッジメガネはJINSなどのブランドで探す

ツーブリッジメガネに挑戦してみたいと思っても、「一体どこで探せば良いの?」と迷う方もいるでしょう。
幸いなことに、近年のクラシック回帰と人気の上昇を受け、驚くほど手頃な価格帯のブランドから、職人技が光るこだわりの高級ブランドまで、非常に多くの選択肢から自分に合った一本を選べるようになっています。
ここでは、代表的なブランドを価格帯や特徴別に紹介します。特に注目すべきは、メガネの聖地として世界的に知られる福井県鯖江市の存在です。福井県眼鏡協会によると、国産メガネフレームの9割以上がこの地で生産されており、その品質は国内外で高く評価されています。
価格帯 | ブランド例 | 特徴とおすすめポイント |
---|---|---|
低価格帯(~約15,000円) | JINS, UNIQLO | トレンドのデザインを手軽な価格で試したい初心者の方に最適。UVカットやブルーライトカットなど、標準搭載されている機能性が高いのも魅力です。まずはここで一本試してみるのがおすすめです。 |
中価格帯(約20,000~40,000円) | BOSTON CLUB | 福井県鯖江市の老舗メーカーが手掛けるブランド。30年前に製造されていた金型を元に、80年代のクラシックなデザインを現代の技術で復刻したモデルが人気を博しています。品質とデザイン性のバランスが絶妙です。 |
高価格帯(約50,000円~) | BJ CLASSIC COLLECTION, THOM BROWNE | 細部の作り込み、素材の高級感、デザインの独創性、全てにおいて妥協のない一本を求める方に。BJ CLASSICはアメリカンヴィンテージを鯖江の技術で再現。THOM BROWNEはNY発の世界的ファッションブランドです。 |
初めてツーブリッジメガネを選ぶなら、まずはJINSやUNIQLOといった全国展開している店舗で、どのようなデザインがあるのか、実際にたくさんの種類を試着してみるのが最も効率的です。
そこで自分に似合う形やサイズ感の大まかなイメージを掴んでから、よりこだわりのある鯖江ブランドなどを探してみる、というステップを踏むと失敗が少なくなります。
オンラインストアでも多くのモデルが販売されていますが、メガネは数ミリ単位のサイズ感で顔の印象を大きく左右する繊細なアイテムです。可能であれば、専門知識を持つスタッフのいる店舗でフィッティング調整をしてもらうことを強くおすすめします。
まとめ:ツーブリッジメガネはダサいという考えを覆す
- ツーブリッジメガネがダサいという印象は70~80年代の流行が原因
- 現代のデザインは洗練されており古くさいイメージは過去のもの
- かけるだけで知的で個性的な印象を与えられる
- 多くの芸能人やモデルが愛用しおしゃれアイテムとして定着している
- 女子は華奢なメタルフレームや丸みのあるレンズを選ぶのがコツ
- 面長の人や彫りの深い人は特に似合いやすい
- 顔のバランスを整える効果も期待できる
- シンプルなデザインを選べばビジネスシーンでも活用可能
- 知性や信頼感を演出する戦略的アイテムになり得る
- シンプルな服装に合わせるだけでコーディネートの主役になる
- Tシャツやデニムとの相性は抜群
- ジャケットスタイルのハズしとしても効果的
- UNIQLOやJINSなど手頃なブランドでも購入できる
- BOSTON CLUBなど品質にこだわった日本製ブランドも人気
- 最終的には試着して自分に似合う一本を見つけることが最も重要