「アーレムの眼鏡を愛用する芸能人は誰なんだろう?」、「おしゃれな人が掛けているけど、どこの国のブランドですか?」といった疑問をお持ちではないでしょうか。

アーレムの眼鏡は、その洗練されたデザインと品質の高さから、ファッション感度の高い人々や多くの著名人に選ばれています。

この記事では、まずアーレムのデザイナーは誰か、そしてアーレムの眼鏡を愛用する芸能人は具体的に誰なのかを明らかにします。また、気になるアーレムの眼鏡の値段や、国内で探す取扱い店舗情報についても詳しく解説します。

さらに、アーレムのメタルフレームが持つ魅力や、日差しに映えるアーレムのサングラス、そして人気のキャットアイとクラウンパントといった定番モデルの特徴に迫ります。フランスの地名を冠したgaillonや繊細なデザインのアーレムプティシャンなど、個々のモデルが持つストーリーにも触れながら、この記事が、アーレムの眼鏡が芸能人に愛される理由のまとめとして、あなたの全ての疑問を解消します。

記事のポイントを先読み!

  • アーレムのブランド背景とデザイナーの哲学
  • 眼鏡やサングラスの価格帯と国内の取扱店舗
  • 芸能人に愛用される人気モデルの特徴
  • 品質とデザイン性が両立するプロダクトの魅力

アーレムの眼鏡は芸能人に人気!その理由とは

  • どこの国のブランド?
  • 気になるアーレムの眼鏡、その値段は?
  • 国内で探す取扱い店舗情報
  • アーレムのメタルフレームが持つ魅力
  • 日差しに映えるアーレムのサングラス

どこの国のブランド?

アーレム(AHLEM)は、フランス人デザイナーのアーレム・マナイ・プラットが2014年に立ち上げた、フランス・パリを拠点とするアイウエアブランドです。デザイナー自身はパリで育ち、その経験がデザインに大きな影響を与えています。このため、製品にはパリらしいエレガンスやモダンな美学が色濃く反映されているのが特徴です。

ブランドの拠点はパリですが、本社機能はロサンゼルスやアムステルダムにもあり、グローバルに展開しています。

特筆すべきは、その生産背景にあります。フレームの製造は、フランスのアイウエア製造における歴史的な地域の一つであるオヨナの工房で行われます。そこでは、「フランス国家最優秀職人章」を授与された職人を含む、熟練の職人たちが一つひとつ手作業でフレームを仕上げています。

一方で、より高度な技術が求められるチタン製モデルに関しては、世界最高峰の技術を持つ日本の工場で製造されています。このように、それぞれの素材や加工法に最も適した国の最高の技術を組み合わせることで、アーレムならではの卓越した品質が実現されているのです。

要するに、アーレムはパリのデザイン哲学を核に持ちながら、フランスと日本の最高の職人技術によって支えられている、国際的なブランドと言えます。

気になるアーレムの眼鏡、その値段は?

アーレムの眼鏡は、その高品質な素材と卓越した職人技術を背景に持つラグジュアリーブランドであるため、価格帯は比較的高めに設定されています。

具体的には、モデルによって差はありますが、中心となる価格帯は一本あたりおおよそ7万円前後からとなっています。

例えば、ブランド10周年記念モデルとして発売された「Couronnes」の価格は税込72,600円でした。アセテートフレーム、メタルフレーム、そして製造が難しいチタンフレームなど、使用される素材やデザインの複雑さによって価格は変動します。

この価格を「高い」と感じる方もいるかもしれません。確かに、一般的な眼鏡と比較すれば大きな投資となります。しかし、アーレ-ムの価格には、他のブランドでは真似のできない理由が込められています。

まず、何世代にもわたって受け継がれてきたフランスの職人による手作業の価値が挙げられます。また、メタルフレームに施される22Kゴールドのメッキや、剥がれにくい特殊な電気メッキ加工など、長年の使用に耐えうるための高品質な素材と技術が採用されています。

したがって、アーレムの眼鏡の値段は、単なる「物の対価」ではなく、時代を超えて受け継がれるデザインと、長く愛用できる品質、そしてそれらを生み出す職人技術への敬意が込められたものと考えることができます。

国内で探すAHLEMの店舗情報

アーレムは世界的に展開しており、ブランド直営の店舗はロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ、そしてパリに構えています。これらの都市では、ブランドの世界観を存分に体験することが可能です。

しかし、日本国内には2025年現在、アーレムの直営店舗は存在しません。

それでは、日本でアーレムの製品を実際に見て購入するにはどうすればよいのでしょうか。国内では、アーレムを取り扱う厳選された眼鏡のセレクトショップや専門店で購入することが可能です。ブランド公式サイトによると、ヨーロッパ、アジア、アメリカなど世界中で500のアイウエア専門店で販売されており、日本もその中に含まれています。

これらの店舗は、東京や大阪などの主要都市を中心に全国に点在しています。取り扱い店舗を見つける最も確実な方法は、アーレムの公式ウェブサイトで正規取扱店(Stockist)の情報を確認することです。ウェブサイトには最新の取扱店リストが掲載されているため、お住まいの地域から最も近い店舗を探すことができます。

注意点として、店舗によって取り扱っているモデルや在庫状況が異なる場合があります。もし特定のモデルを探している場合は、事前に店舗へ電話などで問い合わせてから訪問することをおすすめします。

アーレムのメタルフレームが持つ魅力

アーレムのコレクションの中でも、特にその職人技術とデザイン哲学が凝縮されているのがメタルフレームです。アーレムのメタルフレームが多くの人々を魅了する理由は、素材へのこだわりと、光と影を巧みに操る繊細なディテールにあります。

素材とコーティングへのこだわり

メタルフレームの基材には、パラジウムでコーティングされた合金が使用され、その上に22Kのゴールドやローズゴールドでメッキが施されています。

この純度の高い金が放つ特有の光沢は、顔周りを上品かつ華やかに彩ります。さらに、特殊な電気メッキ技術を用いることで、コーティングが非常に剥がれにくくなっており、長く美しい状態を保つことができるのも大きな魅力です。

光を味方につけるデザイン

アーレムのメタルフレームの真骨頂は、その表面加工にあります。例えば、代表的なモデル「AUBER」に見られる「マルテレ」と呼ばれる槌目(つちめ)彫金は、ハンマーで打ちつけたような不規則な凹凸が光を様々な角度に反射させ、宝飾品のような煌めきを生み出します。

また、フレームの一部に施されたねじり加工や、テンプル(つる)に入れられたダイヤモンド状のカッティングなど、細部にわたる緻密なデザインが、シンプルな形状のフレームに豊かな表情と陰影を与えます。

これらの加工は、極めて正確な作業が求められるため、フランスの熟練職人の技術力の高さを物語っています。

これらの理由から、アーレムのメタルフレームは、ただの眼鏡ではなく「顔にまとうジュエリー」とも言える存在感を放ち、掛ける人の個性を引き立てるのです。

日差しに映えるアーレムのサングラス

アーレムのブランド創設のきっかけの一つに、デザイナーのアーレム・マナイ・プラット氏が愛用していたヴィンテージのサングラスを失くしてしまったというエピソードがあります。この出来事が「自分で理想の物を作ろう」という決意につながっただけに、アーレムのサングラスには特別な思いが込められています。

アーレムのサングラスは、単に日差しを遮るための道具ではありません。ファッション全体を完成させるための最も重要なアクセサリーの一つとして位置づけられています。そのため、デザインは極めて洗練されており、流行に左右されることのないタイムレスな魅力を持っています。

デザインのインスピレーションは、20世紀初頭のバウハウスムーブメントや、パリの街並みなど、アートや建築から得られています。これにより、少しアバンギャルドでありながらも、実生活に即した機能美を両立したデザインが生まれるのです。

また、眼鏡フレームと同様に、サングラスもフランスの熟練職人による手作業で丁寧に作られており、その品質は折り紙付きです。アセテートフレームの絶妙なカラーリングや、メタルフレームの繊細な彫金は、日差しの下でこそ、その美しさを一層際立たせます。

アーレムのサングラスを掛けることは、強い日差しから目を守るという機能的な側面だけでなく、自身のスタイルに知性とエレガンスを加え、日常を豊かに彩る体験と言えるかもしれません。

アーレムの眼鏡を愛用する芸能人と人気モデル

  • アーレムの眼鏡を愛用する芸能人は?
  • デザイナーは誰?
  • 人気のキャットアイとクラウンパント

アーレムの眼鏡を愛用する芸能人は?

彼らがアーレムを選ぶ理由は、単にデザインがファッショナブルであるからという表層的なものではないと考えられます。

むしろ、大量生産品にはない職人の手仕事の温かみ、見せびらかすためのロゴに頼らない普遍的な美しさ、そして長時間使用しても疲れにくい機能性といった、ブランドの根底に流れる哲学への共感が、その選択を後押ししているのかもしれません。

ここでは、どのような分野の著名人がアーレムを愛用しているのか、具体的な名前を挙げながら、その背景にある理由を深掘りしていきます。

ハリウッドを代表する女優たち

アーレムは、知性とエレガンスを兼ね備えたハリウッドのトップ女優たちから特に高い支持を得ています。代表的な愛用者として、アカデミー賞受賞経験を持つナタリー・ポートマンや、世界的な人気を誇るジェニファー・アニストンの名が知られています。

アーレムの、奇をてらわず掛ける人自身の魅力を最大限に引き出すデザインは、彼女たちのそうした姿勢と完璧に合致します。上品でありながら、どこか知的な雰囲気を醸し出すフレームは、公の場でもプライベートでも、彼女たちの洗練されたイメージをさらに高める役割を果たしているのでしょう。

世界のトップアスリートとクリエイター

例えば、バスケットボール界の「キング」と称されるレブロン・ジェームズや、F1サーキットで数々の記録を打ち立てたルイス・ハミルトンがその筆頭です。彼らにとってアイウエアは、単なるファッションアイテムではなく、自らを表現し、かつ厳しいプロフェッショナルの要求に応える機能性を持つツールでもあります。アーレムのフレームが提供する、軽量でありながら堅牢な作りと快適な掛け心地は、彼らの要求水準を満たすものと言えます。

また、俳優兼クリエイターとして独自の地位を築くセス・ローゲンも愛用者の一人です。彼の知的なキャラクターとアーティスティックな感性は、バウハウスムーブメントに影響を受けたアーレムの構築的なデザインと深く共鳴します。

日本国内での注目度

記憶に新しいのは、人気雑誌『大人のおしゃれ手帖』2024年10月号の表紙を飾った女優の吉田羊さんです。彼女が着用した多角形シェイプのメタルフレーム「Couronnes」は、大きな話題を呼びました。

吉田さんの持つ、落ち着いた大人の魅力と凜とした美しさを、アーレムのミニマルで洗練されたデザインが見事に引き立てていました。この事例は、アーレムが日本の成熟したファッション市場においても、その価値を認められていることの証明と言えます。

以上の点を踏まえると、アーレムが多くの芸能人に選ばれるのは、ブランドが持つ「本物」の価値が、彼らの生き方や美学と深く結びついているからだと考えられます。それは、単なる流行のアイテムではなく、自身のアイデンティティを表現するための一生のパートナーとなり得る存在だからなのです。

デザイナーは誰?

公式HP引用

AHLEMの全てのクリエイションを司り、ブランドそのものの魂となっているのが、フランス人デザイナーのアーレム・マナイ・プラット(Ahlem Manai Platt)氏です。彼女の類稀なる経歴と、多文化的な背景から育まれた独自の美学を理解することは、アーレムというブランドの真の価値を知る上で不可欠と言えます。

単に美しいアイウエアをデザインするだけでなく、彼女自身の人生哲学やアートへの深い敬意が、一つひとつのフレームに色濃く反映されているのです。

パリのエレガンスとチュニジアの職人魂:デザインの源流

アーレム氏のデザイン哲学の根幹は、彼女が育った二つの異なる文化環境にあります。

まず、幼少期を過ごしたパリ7区での体験です。この地区は、オルセー美術館やエッフェル塔、アンヴァリッドといった歴史的建造物が日常の風景として存在する、パリの中でも特に文化的で格調高いエリアです。

このような環境で育ったことで、彼女の中には、建築物が持つ構造的な美しさや、時代を超えて受け継がれるエレガンスに対する感性が自然と養われました。アーレムのフレームに見られる、洗練されたラインやタイムレスな雰囲気は、このパリでの原体験が大きく影響しています。

一方で、彼女のルーツがあるチュニジアでの生活も、その後の物作りに決定的な影響を与えます。チュニジアでは、家族同然に親しくしていた多くの職人たちの存在が身近にありました。彼女はそこで、何世代にもわたり受け継がれてきた伝統技術や、丹精込めて物を作り上げる職人たちの真摯な姿勢を目の当たりにします。

この経験が、彼女の中に「ヒューマン・テクノロジー」、つまり人の手が生み出す技術への深いリスペクトを植え付けたのです。

このように、パリで培われたモダンなエレガンスと、チュニジアで育まれたオーセンティックな職人志向。この二つの融合こそが、アーレムというブランドの独創的なアイデンティティを形成しています。

トップメゾンで培われた審美眼とビジネス感覚

アイウエアブランドを立ち上げる前、アーレム氏は約10年間にわたり、ファッションの最前線でキャリアを積んでいます。彼女は、「Acne Studios(アクネ ストゥディオズ)」や「MIU MIU(ミュウミュウ)」といった世界的なトップメゾンでマーチャンダイザーとして活躍しました。

マーチャンダイザーという職務は、単に商品を買い付けたり販売したりするだけではありません。

市場の動向を読み解き、ブランドの価値を高めるための商品戦略を立て、さらには品質や価格のバランスを見極めるという、極めて高度な専門性が求められます。このトップメゾンでの経験を通じて、彼女は真のラグジュアリーとは何か、そして審美眼の鋭い顧客が何を求めているのかを肌で学んだのです。

この経験があったからこそ、彼女は自身のブランドを立ち上げる際に、デザインの美しさだけでなく、品質、価格、そしてブランドとしての在り方までを総合的に構想することが可能となりました。

ブランド創設のきっかけとなった個人的な体験

輝かしいキャリアを積んでいた彼女が、アイウエアの世界へ転身する直接的なきっかけは、非常に個人的な出来事でした。ある日、パリで友人と談笑中に、長年愛用していたヴィンテージのサングラスを紛失してしまったのです。

どこを探しても見つからず、それに代わるものも見つけられない。その喪失感から、「これほどまでに愛着の湧くものを、今度は自分の手で生み出したい」という強い思いが芽生えました。

このアイウエアへの深い愛情と情熱が、AHLEM創設の原動力となったのです。このエピソードは、アーレムの製品が単なるビジネスとしてではなく、デザイナー自身の純粋な「好き」という気持ちから生まれていることを物語っています。

デザイナーとして、そして文化の継承者として

こうして2014年にブランドをスタートさせたアーレム氏は、自身の理念を具現化するために、最高のパートナーとしてフランス・オヨナの職人たちを選びました。彼女は、自らを単なるデザイナーではなく、優れた職人技術という「レガシー(遺産)」を次の世代へ受け継ぐための、文化の継承者としても位置づけています。

彼女の才能とビジョンはファッション業界からも高く評価され、2017年には若手デザイナーの登竜門として世界的に権威のある「CFDA/ヴォーグ・ファッションファンド・アワード」のファイナリストに選出されるという快挙を成し遂げました。

これらのことから、アーレム・マナイ・プラット氏は、豊かな文化的背景とトップレベルのビジネス経験、そしてアイウエアへの深い愛情を併せ持つ、現代において稀有なデザイナーの一人であると言えるでしょう。

人気の『キャットアイ』と『クラウンパント』

アーレムのコレクションには数多くの優れたデザインが存在しますが、その中でも特にブランドの魅力を象徴する定番シェイプが「キャットアイ」と「クラウンパント」です。これらはフランスのアイウエアの歴史においても重要な形で、アーレムはそれらを現代的に再解釈しています。

個性と力強さを両立するキャットアイ

公式HP引用

キャットアイは、目尻がキュッと上がったデザインが特徴で、掛ける人に華やかで少しミステリアスな印象を与えます。

アーレムの代表的なキャットアイモデル「Place Mireille」は、アーモンド型のリムが個性と力強さを感じさせつつも、フレーム全体は華奢なラインで構成されているため、主張が強くなりすぎません。

この絶妙なバランス感覚が、多くの女性を虜にしています。テンプル(つる)に施されたダイヤモンド状のカッティングも、横顔にさりげない輝きを添えます。

知性を感じさせるクラウンパント

公式HP引用

クラウンパントは、フレームの上部が王冠(クラウン)のように直線的にカットされ、下部は丸みのあるボストン(パント)型をした、フランス発祥の伝統的なデザインです。

アーレムの「RUE BOSQUET」などのモデルは、このクラシックな形状をベースに、テンプルに幾何学模様をうっすらと浮かび上がらせるなど、モダンな遊び心を加えています。掛けるだけで知的で洗練された雰囲気を演出できるため、ファッションのアクセントとして非常に人気の高い形です。

これらのモデルは、一見すると個性が強いように感じられるかもしれませんが、実際に掛けてみると驚くほど顔に馴染み、新たな自分の魅力を発見させてくれるはずです。

まとめ:アーレムの眼鏡が芸能人に愛される理由

  • フランス・パリを拠点とするラグジュアリーアイウエアブランド
  • デザイナーは元々ファッション業界で活躍したアーレム・マナイ・プラット
  • デザインはパリのエレガンスとバウハウスムーブメントに由来
  • フランスの歴史ある眼鏡産地オヨナで職人が手作業で製造
  • 高度な技術を要するチタンモデルは日本で生産される
  • 海外ではナタリー・ポートマンやレブロン・ジェームズなどが愛用
  • 国内では女優の吉田羊さんが着用し話題に
  • 価格帯は高品質な素材と職人技術を反映し7万円前後が中心
  • 日本国内に直営店はなくセレクトショップで取り扱われる
  • メタルフレームは22Kゴールドメッキと繊細な彫金が特徴
  • サングラスもブランドを象徴する重要なアイテム
  • キャットアイやクラウンパントなど仏の伝統的デザインが人気
  • 流行に左右されないタイムレスなデザインが魅力
  • 品質、デザイン、掛け心地の全てが高いレベルで融合している