オーバルメガネが似合う人の顔型はどんなタイプか、気になっていませんか。定番フレームだからこそ、自分に本当にフィットするものを選びたいものです。
この記事では、オーバルメガネが与える印象とはどのようなものか、そして、オーバルメガネはださいという印象を避けるための回避術まで、詳しく解説します。
オーバルメガネが似合う女性のタイプや男性のタイプ、さらには参考になるオーバルメガネの芸能人の例も紹介します。また、JINSやZoffのオーバルメガネをはじめ、おしゃれなオーバルブランドのメガネも取り上げ、この記事のまとめとして、あなたに似合うオーバルメガネで理想の顔に近づくためのポイントを総括します。
記事のポイントを先読み!
- オーバルメガネが似合う顔の形や特徴がわかる
- フレームの選び方次第でおしゃれに見せるコツがわかる
- 人気のブランドや具体的なおすすめ商品がわかる
- 自分に合う一本を見つけるためのポイントが整理できる
オーバルメガネが似合う顔の基本特徴

- 似合う人の顔型
- 与える印象とは?
- ださいと言われる?回避術
- 似合う女性のタイプ
- 似合う男性のタイプ
オーバルメガネが似合う人の顔型

オーバルメガネが似合う顔のタイプには、いくつかの明確な特徴があります。結論から言うと、ご自身のフェイスラインとは対照的な形を選ぶことが、バランスを整える上での基本です。
これは、顔の輪郭が持つ印象をフレームの形状が補完し、顔全体のバランスを理想的な卵型に近づけてくれる効果があるためです。卵型のオーバルフレームは、その柔らかな曲線で顔の角ばった部分を自然にカバーし、調和のとれた印象を生み出してくれます。
具体的に、最も相性が良いとされるのは四角顔(ベース顔)の方です。直線的でシャープなフェイスラインにオーバルの丸みが加わることで、全体の印象がぐっと和らぎ、優しげで親しみやすい雰囲気を演出できます。
同様に、あごのラインがシャープな三角顔の方も、オーバルメガネをかけることで顔の印象が柔らかくなり、均整の取れた美しいバランスになります。
似合うメガネ選びの黄金ルール
メガネフレームは、自分の顔の輪郭とは逆のシェイプを選ぶと、顔全体のバランスが補正され、より魅力的に見えます。これは「類似を避け、対比を活かす」という基本的な考え方に基づきます。丸顔なら四角いスクエア型、四角顔なら丸みのあるオーバル型やボストン型がおすすめです。
一方で、面長の方がオーバルメガネを選ぶ際には少し注意が必要です。一般的な横長のオーバルは、顔の縦の長さを無意識に強調してしまう可能性があります。
もし面長の方がオーバル型をかけたいのであれば、レンズの縦幅(天地幅)がなるべく広いデザインを選ぶことが重要です。縦幅がしっかりあることで、顔の余白が埋まり、全体のバランスが改善されます。
理想の顔型「卵顔」
ちなみに、卵型の顔は、ほとんどのメガネフレームが似合うとされる理想的な顔型です。輪郭にクセがないため、フレームのデザインを選ばず、様々なスタイルを楽しむことができます。オーバルメガネももちろん美しくかけこなせます。
以下の表に、主要な顔型とオーバルメガネの相性、そして選び方のポイントをより詳しくまとめました。
顔型 | 相性 | ポイント | おすすめのディテール |
---|---|---|---|
四角顔(ベース顔) | ◎ とても良い | 直線的な輪郭を和らげ、優しい印象をプラスします。顔の力強さとのバランスが取りやすいです。 | 少し太めのセルフレームや、存在感のあるデザインも似合います。 |
三角顔 | ○ 良い | シャープな顎のラインを柔らかく見せ、知的な雰囲気を引き立てます。 | 細身のメタルフレームや、主張しすぎないリムレス(縁なし)タイプがおすすめです。 |
エラが張っている顔 | ○ 良い | オーバルの丸みがエラを自然にカバーし、フェイスラインを滑らかに見せる小顔効果も期待できます。 | やや大きめのサイズを選ぶと、より効果的です。 |
面長 | △ 注意が必要 | 顔の長さを強調しやすいです。縦長の印象を緩和する工夫が求められます。 | レンズの縦幅(天地幅)が深いデザインを選びましょう。ハーフリムは避けましょう。 |
オーバルメガネが与える印象とは?

オーバルメガネは、知的で落ち着いた、穏やかな印象を見る人に与えます。「メガネの定番」と言える普遍的な形状のため、主張が強すぎず、かける人の表情に自然に馴染むのが最大の魅力です。そのため、真面目で信頼感のある雰囲気を演出したいビジネスシーンや、フォーマルな場にも最適と言えるでしょう。
ただ、フレームの素材や色によって、その印象は大きく変化します。ディテールにこだわることで、なりたい自分を演出することも可能です。
素材による印象の違い
フレームの素材は、メガネの印象を決定づける重要な要素です。例えば、チタンなどの細身のメタルフレームであれば、よりシャープで洗練された、知的なイメージが強調されます。
軽量で機能的なモデルも多く、長時間のデスクワークにも向いています。一方で、アセテートなどのプラスチック製のセルフレームを選ぶと、カジュアルで親しみやすい雰囲気が加わります。色のバリエーションも豊富なため、ファッションのアクセントとしても活躍します。
カラーが与える影響
フレームの色もまた、印象を左右します。黒やネイビー、グレーといったダークカラーは、顔立ちを引き締め、クールで真面目な印象を与えます。
ブラウンやべっ甲柄は、肌なじみが良く、温かみのある柔らかな雰囲気を演出します。赤やピンクなどの暖色系は、顔色を明るく見せ、華やかさをプラスしてくれます。
同じオーバル型でも、メタル素材ならスーツスタイルに、カラーのセルフレームなら休日のカジュアルな服装に、といったように使い分けるのも素敵ですね。TPOやなりたい自分のイメージに合わせて、素材や色を選んでみてください。これこそがメガネ選びの醍醐味です。
このように、オーバルメガネはクセが少ない万能な形でありながら、ディテールの選び方次第で様々な表情を見せる、非常に奥深いフレームなのです。
オーバルメガネはださい?回避術

「オーバルメガネは定番すぎて、少し古臭く見えたり、ださく感じたりしないか」という心配の声を時々耳にします。確かに、多くの人が子供の頃に初めてかけたメガネがオーバル型だった経験もあり、何も考えずに選んでしまうと個性がなく「無難」な印象に落ち着いてしまう可能性は否定できません。
しかし、これはいくつかのポイントを押さえるだけで簡単に回避できます。オーバルメガネをおしゃれにかけこなすための最大のコツは、サイズ感とディテールに徹底的にこだわることです。
1. 最重要ポイント:正しいサイズを選ぶ
まず最も重要なのが、自分の顔の幅やパーツの位置に合ったフレームを選ぶことです。一般的に、フレームの横幅が顔の一番広い部分(頬骨のあたり)と同じくらいだと、自然なバランスになります。
これについては、JINSの「メガネの選び方ガイド」のような専門店の解説も非常に参考になります。
黒目の位置を必ずチェック!
メガネをかけた時に、黒目がレンズの中央、もしくはやや上(中央から2mm程度上)に来るのが理想的なバランスです。これを「ゴールデンルール」と呼ぶこともあります。黒目の位置がレンズの中心から大きくずれると、途端に違和感のある印象になるため、試着の際は必ず鏡で確認しましょう。
2. ディテールで現代的なセンスをプラスする
定番の形だからこそ、ブリッジ(左右のレンズをつなぐ部分)やテンプル(耳にかける部分)のデザインに少しこだわったものを選ぶと、ぐっと洗練された印象になります。例えば、彫金が施されたクラシカルなメタルブリッジや、メタルとセルなど異素材を組み合わせたコンビネーションフレームは、さりげなく個性を演出できる人気のデザインです。
3. 色や質感で遊ぶ
無難な黒や茶色だけでなく、少し冒険してカラーフレームを選ぶのも一つの方法です。透明感のあるクリア系のカラーや、マットな質感のフレームを選ぶだけで、同じオーバルでも全く違う、現代的な雰囲気を纏うことができます。このように、いくつかの工夫を凝らすことで、「ださい」や「無難」といった印象は簡単に回避できるのです。
オーバルメガネが似合う女性のタイプ

オーバルメガネが似合う女性は、上品で落ち着いた雰囲気を好む方や、柔和でエレガントな印象を演出したい方です。柔らかな曲線を持つオーバルフレームは、女性の表情を優しく見せ、様々なシーンで活躍する万能なアイテムです。
特に、直線的な輪郭を持つ四角顔やシャープな顎の三角顔の女性がかけると、顔立ちの印象が和らぎ、親しみやすさがプラスされます。


コンサバティブなスタイルとの相性も良く、オフィスでのスーツやきれいめのカジュアルスタイルに合わせれば、知的で信頼感のある雰囲気を演出できるでしょう。
また、目が小さめであることを気にしている方にもオーバルは心強い味方です。主張の強いフレームは相対的に目を小さく見せてしまいますが、シンプルで繊細なオーバルフレームは目元の印象を邪魔せず、自然に引き立ててくれます。レンズサイズが比較的小さなデザインを選べば、強度近視の方でもレンズの厚みが目立ちにくいというメリットもあります。
女性に人気のフレームカラーとその効果
女性の場合、フレームの色選びはメイクアップの一部と考えることもできます。色が与える効果を知って、自分にぴったりのカラーを見つけましょう。
- ブラウン系:肌なじみが良く、どんな髪色やファッションにも合わせやすい定番カラー。優しい印象を与えます。
- 赤・ピンク系:肌に血色感を与え、チークのような効果で顔色を明るく見せてくれます。派手すぎないワインレッドや、くすみピンクなら大人っぽく仕上がります。
- クリア系:透明感があり、軽やかな印象に。さりげなくおしゃれ感を演出し、素顔の印象を活かしたい方におすすめです。
- ブルー・ネイビー系:肌の透明感を引き立て、知的でクールな印象を与えます。黒よりも柔らかい印象で引き締めたい時に。
オーバルメガネが似合う男性のタイプ

オーバルメガネが似合う男性は、知的で誠実な印象を演出したい方です。クセのないシンプルな形状は、特にスーツやジャケットスタイルとの相性が抜群で、ビジネスシーンにおいて相手に信頼感や落ち着きを与えてくれます。
前述の通り、顔型で言えば、エラが張っているなど骨格がしっかりした男性がオーバルをかけると、輪郭の力強さが中和され、柔和で親しみやすい雰囲気が加わります。

スクエア型が与える「キリっとした」シャープな印象が少し強すぎると感じる方や、より穏やかな雰囲気を求める方には、オーバルの持つソフトな雰囲気がぴったりです。

シンプルなリムメタルのオーバルフレームは、素顔の印象を大きく変えることなく、すっきりと知的なイメージをプラスしてくれます。そのため、初めてメガネをかける男性や、メガネで印象を大きく変えたくないという方にも安心しておすすめできます。
カラーは、ネイビーやブラウン、アンティークゴールド、シルバーといったベーシックなものを選べば、オンオフ問わずに活用できます。オーバルメガネは、TPOを選ばずにかけられる、大人の男性のワードローブに一本は備えておきたい、まさに万能なフレームと言えるでしょう。
おしゃれなオーバルメガネが似合う顔になる選び方

- 参考になるオーバルメガネの芸能人
- おしゃれなオーバルメガネのブランド
- JINSやZoffのオーバルメガネ
- まとめ:似合うオーバルメガネで理想の顔に
参考になるオーバルメガネの芸能人
実際にオーバルメガネをかけている芸能人の方は、似合わせ方の良いお手本になります。役柄のイメージ作りや、プライベートでのファッションとしてオーバルメガネを印象的に使用している例を見てみましょう。
例えば、女優の仲間由紀恵さんが人気ドラマ「ごくせん」で演じたヤンクミ(山口久美子)役では、オーバル型のシンプルなメタルフレームをかけていました。
このメガネが、普段の生徒思いで少しドジな面もある真面目で優しい先生というキャラクターを際立たせる、非常に重要な小道具になっていました。オーバルが持つ「穏やかさ」や「親しみやすさ」といった印象を、キャラクター設定にうまく活用した代表的な例です。
また、女優の北川景子さんは、その凛とした美しさが魅力ですが、彼女も横長のオーバルメガネをスタイリッシュにかけていることがあります。
元々シャープで美しい顔立ちの方が横長のオーバルをかけると、目力がさらに強調され、より知的で洗練された「クールビューティー」な印象になります。ビジネスシーンでキャリアウーマンのようなシャープな雰囲気を演出したい場合に、とても参考になるかけこなしです。
キャラクター作りにも活用されるオーバル
このように、オーバルメガネはその与える印象から、ドラマや映画でキャラクターの人物像を表現するためにも効果的に使われています。優しい役柄から知的な役柄、真面目な役柄まで、ディテールの違いで幅広く対応できるのがオーバルフレームの面白さであり、長年愛され続ける理由の一つでもあります。
メガネのおしゃれなオーバルブランド
オーバルメガネは定番の形だからこそ、国内外の多くのブランドから様々なデザインが発表されています。ここでは、特にデザイン性や品質に定評のある、おしゃれなオーバルメガネのブランドをいくつか紹介します。
BCPC(ベセペセ)
「着る、楽しむ」をコンセプトにした日本のブランドで、メガネをファッションアイテムとして捉えているのが特徴です。特に女性がかけることを意識したデザインが多く、ポップで美しいカラーリングや、目尻のさりげないアクセントなど、かけるだけで気分が上がるようなメガネが揃っています。
BCPC公式サイトでその世界観に触れることができます。BP-3270モデルのように、色艶のある樹脂を乗せて華やかさを演出するデザインは、まさにアクセサリー感覚で楽しめます。
Solid Blue(ソリッドブルー)
働く男性のためのアイウェアをテーマにしたブランドで、シンプルながらも重厚感と上質さが感じられるデザインが特徴です。フロントのカットリムにマーブル柄の七宝を施したS-206モデルなど、細部にまでこだわった作り込みが、大人の男性の知性と遊び心を満たしてくれます。
杉本 圭(スギモト ケイ)

卓越した技術を持つ日本の職人が一本一本手作業で作り上げる、品質に絶対の定評があるブランドです。エッジの効いたデザインが多い中で、KS-136モデルのように、アンティークゴールドやデミブラウンといったクラシカルなカラーリングで、クセのないシェイプのオーバルも展開。性別を問わず、本物志向の方に長く愛用していただける逸品です。
もちろん、ここで紹介した以外にも国内外に素敵なブランドはたくさんあります。鯖江の職人技が光る国産ブランドから、歴史ある海外のメゾンブランドまで。ぜひ、色々なブランドのオーバルメガネを試着して、その哲学やディテールの違いを楽しんでみてください。きっと運命の一本に出会えるはずです。
JINSやZoffのオーバルメガネ
より気軽に、そして機能的にオーバルメガネを試したい方には、JINS(ジンズ)やZoff(ゾフ)のようなSPA(製造小売)形式のアイウェアブランドがおすすめです。トレンドを迅速に反映した豊富なデザインと、誰もが手に取りやすい価格帯が最大の魅力です。
特にJINSでは、機能性に優れたオーバルメガネが多く見つかります。代表的な「Airframe(エアフレーム)」シリーズのオーバルは、医療用カテーテルにも使われる軽量で弾力性のある樹脂素材「TR-90」を使用しているため、驚くほど軽く、長時間かけても疲れにくいのが特徴です。
その中でも「Airframe Basic Slim」は、ミニマルなデザインでどんなシーンにも合わせやすく、メガネ初心者の方にも最適です。
JINSのおすすめオーバルモデル
- Airframe Basic Slim:シンプルを追求した王道フレーム。軽量でかけ心地も良く、オンオフ問わず活躍する一本です。
- Combination Titanium:繊細で上品なチタンとセルのコンビフレーム。βチタンによる軽さと、快適なかけ心地を実現する板バネ機構が特徴で、デザイン性と機能性を両立しています。
- Airframe Hingeless:ヒンジ(丁番)をなくし、頭部を包み込むような形状でフィット感を極限まで向上させたシリーズ。ズレにくいため、軽いスポーツなどのアクティブなシーンにもおすすめです。
Zoffも同様に、デザインと機能性を両立したオーバルメガネを多数展開しており、例えば「Zoff SMART」シリーズは、壊れにくさと軽さを追求した人気のラインです。
Zoffの公式サイトでも、顔型に合わせた選び方などが詳しく解説されています。これらのブランドでは、オンラインでのバーチャル試着サービスも充実しているため、店舗に行く時間がない方でも気軽に自分に似合う一本を探し始めることができます。
まとめ:似合うオーバルメガネで理想の顔に
この記事では、オーバルメガネが似合う顔のタイプから、おしゃれに見せる選び方のコツ、そして具体的なブランドや商品まで詳しく解説しました。最後に、あなたが理想の一本を見つけるための重要なポイントをリスト形式で総括します。
- オーバルメガネは楕円形で柔らかな印象を与える定番フレーム
- 似合うメガネ選びの基本は自分の顔の輪郭と逆の形を選ぶこと
- オーバルは特に四角顔や三角顔の人の輪郭を和らげる効果が高い
- 面長の人は顔の長さを強調しないようレンズの縦幅が広いデザインを選ぶ
- オーバルは知的で落ち着いた、穏やかな印象を与えるためビジネスにも最適
- フレームの素材(メタルかセルか)や色で印象は大きく変わる
- ださい印象を避ける鍵は「サイズ感」と「ディテール」へのこだわり
- 黒目がレンズの中央、もしくは少し上にくるのが理想的なバランス
- 女性は上品でエレガントな雰囲気を演出でき、カラー選びも楽しめる
- ブラウンやピンク系の色はメイクのように顔色を明るく見せる効果がある
- 男性は知的で誠実な印象を与え、スーツスタイルとの相性が抜群
- 仲間由紀恵さんや北川景子さんなど芸能人のかけこなしも似合わせの参考に
- JINSのAirframeシリーズなどは軽量で機能性が高く初心者にもおすすめ