こんにちは。ラグジュアリー・アイウェア、運営者の「カトラー」です。
ポリス(POLICE)のサングラスが気になっているけれど、検索候補に出てくる「ダサい」という言葉を見て、購入をためらっていませんか? 周りからの評判や、自分の年齢層に合っているのか、あるいは日本人特有の悩みである「眉毛とのバランス」はどうすればいいのかと、不安になる気持ちはとてもよく分かります。ファッションアイテム、特に顔の印象を決定づけるアイウェア選びにおいて、失敗したくないと思うのは当然のことです。
実はその「ダサい」という不安は、製品そのものの品質ではなく、過去のブランドイメージやトレンドの急激な変化、1990年代から2000年代にかけてのブームの残像、そして私たち日本人の骨格によるフィッティングの難しさから来ていることがほとんどなのです。逆に言えば、これらの要因を正しく理解し、最新の選び方さえ押さえてしまえば、ポリスはあなたの魅力を引き出す最強のツールになり得ます。
この記事では、2025年の最新トレンドや、板垣李光人さん・水上恒司さんといった最旬の芸能人着用情報を交えながら、ポリスのサングラスを今っぽく、そしてスマートに掛けこなすためのヒントをお届けします。
記事のポイントを先読み!
- 過去のいかついイメージと現在の洗練されたデザインの決定的な違い
- 日本人の骨格でサングラスが似合わない根本的な原因と解決策
- 2025年のトレンドである「ライトカラーレンズ」の失敗しない選び方
- 最新モデルを取り入れた、ダサいと言わせないスマートなコーディネート術
ポリスのサングラスがダサいと言われる本当の理由
インターネット検索で「ポリス サングラス ダサい」というキーワードを目にすると、どうしてもネガティブな印象を持ってしまいますよね。
しかし、なぜそのような評判が立ってしまうのでしょうか。火のない所に煙は立たないと言いますが、ここではその「煙」の正体について、過去のイメージ、骨格的な悩み、そしてトレンドとのズレという3つの視点から、私なりの分析を深掘りしていきます。
怖い印象やヤンキーっぽいという評判の真相
ポリスというブランドに対して、「ちょっと怖そう」「ヤンキーっぽい」「オラオラ系」という印象を持っている方は、特に30代から50代の男性に多いのではないでしょうか。正直なところ、これはブランドが歩んできた歴史を考えれば、ある意味で「成功の証」とも言える現象であり、無理もないことなんです。
ポリスは1983年のイタリアでの創業当初から「アグレッシブで都会的(Urban)」というコンセプトを掲げてきました。
サングラスを単なる目の保護具からファッションアクセサリーへと昇華させたパイオニアであり、特に90年代には革新的な「ブルーミラーレンズ」を発表して世界を席巻しました。この時、ワイルドで反骨精神のあるスタイルがブランドのDNAとして確立されたのです。
日本市場においても、この「強くて男らしい」イメージが一部の層に熱狂的に支持されました。
その結果、派手なファッションや威圧感のあるスタイルを好む人々のマストアイテムとなり、一般層から見ると「いかついお兄さんが掛けているブランド」というステレオタイプが固定化されてしまった側面があります。
「ダサい」と言われるのは、製品のデザインそのものよりも、こういった過去の「強すぎるイメージ」が、今の「クリーンでジェンダーレス」や「ノームコア(究極の普通)」といったファッショントレンドと少し摩擦を起こしているからだと言えます。
日本人は眉毛が出るとダサく見える骨格問題

これはポリスに限った話ではありませんが、私たち日本人が海外ブランドのサングラスを掛けたときに一番陥りやすい失敗、それが「眉毛問題」です。
欧米人の骨格は、眉骨が出ていて目と眉の距離が非常に近いのに対し、日本人は眉と目の距離が離れている傾向があります。
そのため、欧米仕様のデザインをそのまま掛けると、サングラスのフレームの上から眉毛が完全にひょっこりと顔を出してしまうのです。これが「間が抜けて見える」最大の原因となり、一気にダサい印象を与えてしまいます。
特に、レンズの色が濃いサングラスの場合、この現象は致命的です。真っ黒なレンズで目が隠れているのに、その上にある眉毛だけが動いて見えると、なんだか漫画のキャラクターのようなコミカルな印象や、不自然さを相手に与えてしまいます。
「サングラス自体はかっこいいのに、自分が掛けるとなんか違う……」と感じる場合、大抵はこの「眉毛とフレームのバランス」が崩れていることが原因です。
時代遅れな濃いレンズカラーを選んでいる

サングラスといえば「真っ黒なレンズ」というイメージを、まだ強く持っていませんか? 実は、近年のアイウェアトレンドにおいて、目が完全に見えないほどの濃いレンズ(ダークカラーレンズ)は、少し前の流行になりつつあります。
2020年代に入り、トレンドは明確に「目が透けて見えるライトカラーレンズ」へと移行しています。にもかかわらず、アップデートされないまま昔ながらの「真っ黒でテカテカしたサングラス」を選んでしまうと、どうしても「時代遅れ感」が出てしまいます。
また、濃いレンズは遮光性が高い反面、対人コミュニケーションにおいては「表情が見えない」という不安感を相手に与え、威圧感が強くなります。街中で掛けていると「怖い人」に見られがちで、この「威圧感」と「古さ」が組み合わさることで、「ダサい」という厳しい評価に繋がってしまっているケースも少なくありません。
芸能人のATSUSHIによる過去のイメージ
ポリスを語る上で避けて通れないのが、日本におけるブランドの立役者、EXILE ATSUSHIさんの存在です。彼が着用したティアドロップ型やごついフレームのモデルは伝説的な人気を博し、瞬く間に完売するなど社会現象にもなりました。
ATSUSHIさんのスタイルは非常に男らしくてかっこいいのですが、あまりにもそのイメージが強烈すぎたため、ポリス=「EXILE系」「強面(コワモテ)スタイル」という図式が世間に定着してしまいました。
これはブランドにとって大きな功績であると同時に、現在の「クリーン男子」や「ジェンダーレスファッション」が主流の時代においては、「一昔前のワイルドさ」を引きずっているように見られるリスクにもなっています。
「ポリス=ATSUSHIさん」というイメージだけで止まっている人にとって、現在のポリスの洗練されたデザインは想像がつかず、検索窓に「ダサい」と打ち込んでしまう要因の一つになっているのかもしれません。
年齢層やブランドの格を気にする心理

「いい歳をしてポリスは痛いかな?」「若作りだと思われないかな?」という年齢に関する不安もよく耳にします。ま
た、ポリスのサングラスは2万円前後という価格帯が多く、数万円から十万円以上するハイブランド(トムフォードやグッチなど)と比較して、「安っぽく見られないか」という「ブランドの格」を気にする方もいらっしゃいます。
しかし、本来ポリスはイタリアの名門デリーゴ社が手掛ける歴史あるアイウェアブランドであり、単なるファッション雑貨とは一線を画す光学的なバックグラウンドを持っています。品質に関しても、近年は日本製のチタンフレームを採用するなど向上しており、決して「安かろう悪かろう」ではありません。
年齢層についても、実は20代のファッション好きから、品質を知る50代まで幅広く支持されている「エイジレス」なブランドです。大切なのはブランド名ではなく、「今の自分に似合う一本を選べているか」という点に尽きます。
ポリスのサングラスはダサいという誤解を解く選び方
ここまで「なぜダサいと言われるのか」というネガティブな側面を見てきましたが、ここからはその誤解を覆し、今っぽくスマートにポリスを掛けこなすための具体的な方法をお伝えします。
選び方のコツさえ掴めば、ポリスは間違いなくあなたの「男前」を上げてくれる強力なパートナーになります。
トレンドはライトカラーレンズ
先ほども少し触れましたが、今のサングラス選びで最も重要なのは「レンズの濃度」です。2025年も引き続き、目が透ける程度の「ライトカラーレンズ」がトレンドの中心にあります。
例えば、ライトブルー、ライトグレー、あるいは肌馴染みの良いライトブラウンやキナリといったニュアンスカラーを選ぶだけで、一気に今っぽい雰囲気になります。薄い色のレンズには、見た目だけでなく実用面でも以下のような大きなメリットがあります。
- 威圧感を消す: 目元が見えることでマイルドで知的な印象になり、相手に安心感を与えます。
- マスクとの相性: マスクをしていても表情が見えるため、不審者に見えにくく、日常使いしやすいです。
- 眉毛問題の緩和: 眉毛が透けて見えるため、フレームから眉が出ていても「そういうデザイン」として自然に馴染みます。
- 屋内でも使える: 視界が暗くなりすぎないので、ショッピング中や夕方でも掛けっ放しでいられます。
板垣李光人や水上恒司が示すスマートな魅力
ポリスのブランドイメージは、今まさに劇的な変化(リブランディング)を遂げています。これまでの「ワイルド一辺倒」から、「ジェンダーレス」や「クリーン」なスタイルへと進化しているのです。
2024年のアンバサダーには、中性的な魅力を持つ俳優の板垣李光人(いたがきりひと)さんが起用されました。眼鏡を食べるようなアーティスティックなビジュアルは、従来の「タフでマッチョ」なポリス像を良い意味で裏切るものでした。さらに、2025年のキャンペーンビジュアルには、正統派ハンサムの俳優、水上恒司(みずかみこうし)さんを起用しています。
水上さんが着用するモデル(VPLR84Jなど)は、ナローなスクエアシェイプにブルーラインが入ったデザインで、ビジネスシーンでも通用するような知性と清潔感を感じさせます。今のポリスは、かつてのEXILE系専用ブランドではなく、最旬の俳優が着用するスマートなファッションアイテムへと生まれ変わっているのです。
(出典:デリーゴジャパン株式会社『POLICE〈ポリス〉が2025年夏のキャンペーンビジュアルを公開!』)
日本人に似合う眉毛対策とフィッティング
さて、最大の難関である「眉毛問題」の解決策です。私がおすすめするテクニックは以下の2つです。これを意識するだけで、サングラス姿が劇的に垢抜けます。
1. 天地幅(レンズの縦幅)が広いモデルを選ぶ
眉毛が出てしまうのは、フレームの上端が眉毛の位置まで届いていないからです。そこで、レンズの縦幅(天地幅)が43mm以上あるような、少し大きめのモデルを選ぶことをおすすめします。物理的にレンズ面積が広がることで、眉毛までカバーしやすくなります。2025年モデルの「SPLQ11J」などは、縦幅43mmとゆとりがあり、まさにこの条件を満たしています。
2. ライトカラーレンズで「あえて見せる」
「隠そうとするから気になる」という逆転の発想です。濃いレンズだと「隠れていないこと」が目立ちますが、薄いレンズなら眼鏡と同じ感覚で眉毛が見えていても違和感がありません。眉毛の形を整えた上で、ライトカラーのレンズ越しに表情を見せるのが、今の時代のスマートな掛け方です。
どうしても濃いレンズが良い場合は、眼鏡店で「ノーズパッド(鼻あて)」の調整(フィッティング)をしてもらいましょう。鼻あての高さを調整してフレームの位置を少し上げるだけでも、眉毛とのバランスは随分改善されますよ。
最新の流行を取り入れたクラウンパント
2025年の注目モデルとして、ぜひチェックしていただきたいのが「クラウンパント」というシェイプです。これは、ボストン型(丸型)の上部を一直線にスパッとカットしたような、王冠(クラウン)のような形をしています。
丸型の柔らかさと、直線的なシャープさを兼ね備えているため、丸顔の方にも四角顔(ベース顔)の方にも似合いやすい「万能シェイプ」と言われています。最新モデルの「SPLQ11J」は、このクラウンパントに、ポリスのアイデンティティである「ツーブリッジ(左右のレンズを繋ぐ橋が2本あるデザイン)」を組み合わせています。掛けるだけでトレンド感が出せる、非常に優秀な一本です。
| 品番 | フレームカラー | レンズカラー | 透過率 | 特徴・おすすめシーン |
|---|---|---|---|---|
| 530P | シャイニーブラック | ライトグレー偏光 | 40% | 【王道・万能】 どんな服装にも合う基本の1本。グレーは色調変化が少なく自然な見え方。街歩きからドライブまで。 |
| 568P | ガンメタル | ブラック偏光 | 20% | 【男らしさ重視】 透過率が低く目が透けにくい。眉毛を隠す工夫が必要だが、眩しさをしっかり抑えたいアウトドア派に。 |
| 627P | マットガンメタル | ライトブルー偏光 | 40% | 【トレンド最前線】 最も今っぽく爽やかな印象。マットな質感が大人の余裕を演出。デートや休日のカフェスタイルに。 |
| 8FFP | ゴールド | ライトキナリ偏光 | 50% | 【個性派・上級者】 肌馴染みの良い「キナリ(生成り)」色。ヴィンテージファッションや古着好きに推奨。 |
※上記スペックは2025年モデルの一例です。正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、サングラスはサイズ感が命ですので、試着なしでのネット購入はリスクがあります。可能であればお近くの取扱店で実際にフィッティングすることをおすすめします。
ポリスのサングラスはダサい評価を覆す進化
ここまで見てきたように、「ポリス サングラス ダサい」という検索結果は、あくまで過去の強烈なイメージや、選び方のミスによる誤解がほとんどです。
現在のポリスは、イタリアの感性と日本の技術を融合させ、トレンドの最先端を行くデザインへと進化しています。2025年のコレクションを見ても、クラウンパントやライトカラーといった旬の要素を確実に取り入れつつ、ポリスらしい「男の色気」も忘れていません。
自分の顔型に合ったフィッティングを行い、今っぽいレンズカラーを選べば、ポリスはあなたのスタイルを格上げしてくれる最高の相棒になるはずです。周りの古い評判を気にするよりも、今のポリスが提案する新しい「かっこよさ」を、ぜひご自身の手で掴み取ってください。













