ラッパーたちのファッションは、単なる衣装を超えた“自己表現”の手段として注目されています。中でもアイウェア、つまりメガネは、彼らのアイデンティティやステータスを象徴するアイテムのひとつです。

特に、カルティエ(Cartier)のメガネを愛用するラッパーが増加しており、その影響はストリートからハイファッションにまで及んでいます。

この記事では、「ラッパー メガネ カルティエ」というキーワードにフォーカスし、ラグジュアリーなカルティエのアイウェアがなぜこれほどまでにラッパーたちの支持を集めているのか、人気モデルやそのスタイル背景を含めて詳しくご紹介します。

記事を読んで解ること

  • ラッパーに人気のカルティエのメガネとは?
    カルティエの「C Décor」「Bagatelle」「Giverney」を中心に、実際にどのようなラッパーが着用しているかを紹介します。
  • なぜカルティエがラッパーに支持されているのか?
    カルティエのメガネは、ラッパーたちの“成功”や“権威”を象徴する存在。その魅力を解説します。
  • リムレスサングラスの流行とその背景
    人気のリムレスのスタイルについて、ドレイクやフューチャーなどのUSラッパーたちのトレンドの変遷を追います。
  • 日本とアメリカのラッパーで異なるアイウェアの選び方
    日本のラッパーはどのようなモデルを選ぶのか?海外との比較を通じて、国ごとのスタイル傾向やブランド嗜好も把握できます。
  • カルティエ以外に人気のブランドとは?
    9FIVE、トム・フォード、クロムハーツといった他の人気ブランドとの比較情報も提供。選択肢の幅を広げる参考になります。

ラッパーが愛用しているカルティエのメガネについて

ラッパーが愛用してるカルティエのメガネは?

ラッパーたちの間でカルティエのメガネが圧倒的な人気を誇る理由は、その高級感と希少性、そしてカスタム性にあります。

特にUSラッパーの間では、「Cartier C Décor(シーデコール)」や「Bagatelle(バガテル)」、「Giverney(ジヴェルニー)」などのモデルがステータスシンボルとして着用されています。

たとえば、Rick RossDrakeQuavo(Migos)は、ダイヤモンドやゴールドでカスタムされたCartierのリムレスモデルを愛用。彼らにとってカルティエのメガネは、音楽業界で成功した者の証として機能しています。

カルティエのメガネは、ただの視力矯正ツールではなく、“ラグジュアリーな自己表現”を可能にするファッションアイテムとして位置づけられているのです。

C Décorについて

C Décor(シー・デコール)は、カルティエのメガネラインの中でも特にラッパー人気が高い代表的なモデルです。

ブランドロゴの頭文字「C」をあしらった装飾がテンプルに施されており、上品でありながらも一目でカルティエと分かる象徴性の強いデザインが特徴です。

ドレイクトラヴィス・スコットのような大物アーティストもこのシリーズを愛用しており、音楽・ファッションの両面で影響力を持つアイウェアとして確固たる地位を築いています。

フレームにはメタルやホーン、ウッドといった高級素材が用いられ、ビジネスにもストリートにも映える汎用性を備えています。

リムレス仕様のモデルも多く、顔の輪郭を邪魔しない軽やかなシルエットは、ラッパーたちのファッション性と機能性を両立させるアイテムとして人気を集めています。

Bagatelleについて

Bagatelle(バガテル)は、90年代から2000年代初頭にかけてアメリカのヒップホップシーンで絶大な人気を誇ったカルティエのヴィンテージモデルです。

ゴールドフレームにウッドやアセテート素材を組み合わせた厚みのあるテンプル、そして特徴的な丸みを帯びたレンズシェイプがクラシックでありながらも個性的な印象を放ちます。

このモデルはBiggie Smalls(ザ・ノトーリアス・B.I.G.)やNasなど、90年代を代表するレジェンドたちが着用していたことでも知られ、ヒップホップ文化のアイコン的存在として今なお支持され続けています。

MikikiHP

近年では、ヴィンテージ品の再評価により再び脚光を浴び、ファッションにこだわる現代ラッパーたちの間でも再び注目を集めているモデルです。Bagatelleは、「伝統とステータスを纏うメガネ」として、音楽ファンにもファッショニスタにも高く評価されています。

Giverneyについて

Giverney(ジヴェルニー)は、Bagatelleと並びカルティエのヴィンテージラインの中でも根強い人気を誇るモデルです。

楕円形に近い柔らかなレンズシェイプが特徴で、クラシックな雰囲気とモダンなエレガンスを融合したデザインが魅力です。

このモデルを一躍有名にしたのは、アメリカの人気ラッパーQuavo(クエイヴォ)が着用していたダイヤモンドでカスタムされたGiverney。彼のように、自身のスタイルに合わせて装飾を加えることで、唯一無二のアイウェアとして愛用するラッパーも少なくありません。

また、Giverneyは視覚的にラグジュアリーでありながらも、リムレス構造によって顔の印象を引き締め、洗練された大人の雰囲気を演出します。
高級感・個性・希少性を兼ね備えたこのモデルは、現在もヴィンテージ市場で高値で取引されており、ステータス性の高い一本として知られています。

リムレスのサングラスがラッパーじわりと人気?

近年、ラッパーたちの間でリムレス(縁なし)サングラスの人気がじわじわと広がっています。

中でもカルティエのリムレスモデルは、他ブランドのアイウェアにはない繊細なシルエットと高級感を併せ持ち、ストリートファッションとラグジュアリーの融合を象徴するアイテムとして注目を集めています。

代表的な例としては、Drake(ドレイク)がステージ上やミュージックビデオでたびたびリムレスのCartierを着用しており、彼のシグネチャースタイルの一部となっています。
また、21 SavageやFutureなども同様に、シンプルながら存在感のあるリムレスサングラスを愛用しています。

リムレスのモデルはカスタムとの相性も抜群で、レンズカラーの変更やフレームへの彫刻、ダイヤモンド装飾などを施すことで、世界に一つだけのオリジナルアイウェアへと昇華することも可能です。
これが、自分だけの美学を追求するラッパーたちにとって理想的なキャンバスとなっているのです。

カルティエに限らず、バレンシアガやトム・フォード、9FIVEといったブランドでもリムレススタイルを採用しており、ラグジュアリー×ミニマルという新たな潮流を生み出しています。

USラッパーに人気のメガネは?

アメリカのラッパーたちにとって、メガネは単なる視力矯正のための道具ではなく、自己表現と成功の象徴として位置づけられています。
カルティエのメガネは、圧倒的な人気を誇っており、GiverneyBagatelleといったヴィンテージモデルは「クラシックかつ高級なステータスアイテム」として支持されています。

例えば、Rick Rossは金縁にダイヤモンドが埋め込まれたカスタム仕様のCartierを多数所有しており、そのラグジュアリー志向を公言しています。

Jay-ZDrakeも同様に、オーダーメイドのCartierを愛用しており、音楽界の成功者たちの間ではカルティエ=キングの象徴というイメージが確立されています。

バッド・バニー(Bad Bunny)をはじめとするラッパーたちも私服のスタイリングにリムレスのメガネを取り入れるように。

日本のラッパーに人気のメガネは?

日本のラッパーたちは、音楽だけでなくファッションにおいても独自のスタイルを確立しており、アイウェアはその重要な要素の一つです。彼らが選ぶメガネやサングラスは、個性やブランドイメージを表現する手段として機能しています。

例えば、AwichはRay-Banのブランドアンバサダーを務め、クラシックな「Clubmaster」や「Round」モデルを着用しています。これらのモデルは、彼女のスタイルに洗練された印象を与えています。

また、KOHHは日本のアイウェアブランド「BOSTON CLUB」の「WESTON Col.01 SUN」を愛用しており、クラシックなデザインが彼のファッションにマッチしています。

さらに、Tohjiはスポーツブランド「OAKLEY」の「ファイブススクエアード」や「EYE JACKET REDUX」を着用し、アクティブな印象を演出しています。

その他にも、JP THE WAVYLEXは韓国発のブランド「Gentle Monster」のサングラスを取り入れ、個性的なデザインで注目を集めています。

ラッパーが愛用しているカルティエのメガネはどんなの? まとめ

まとめ

  • ラッパーがメガネを選ぶ際は、ステータスや自己表現が重要な判断基準となっている
  • カルティエの「C Décor」「Bagatelle」「Giverney」などのモデルは、特にUSラッパーに高く支持されている
  • リムレスのサングラスは、ミニマルながらも高級感を演出できるため、人気が上昇中
  • アメリカのラッパーはダイヤモンドや金でカスタムした派手なアイウェアを好む傾向がある
  • 日本のラッパーは洗練されたリムレスやシンプルな高級モデルを選ぶ傾向があり、全体のコーディネートとのバランスを重視
  • Cartier以外にも、9FIVE、トム・フォード、クロムハーツなどが人気ブランドとして台頭している
  • メガネは“視力矯正具”から“ファッションとアイデンティティの象徴”へと変化している