金縁メガネが似合う人になる！印象を変える選び方とコーデ術

金縁メガネに挑戦したいけれど、自分に似合うか不安に感じていませんか。

メガネのゴールドフレームの印象とは、一般的に「華やか」「上品」といったイメージがありますが、同時に「派手すぎないか」「もしかして金縁メガネはダサい？」と心配になる方もいるでしょう。

実際、金縁メガネはフレームの形状で違う印象を与え、選び方一つで大きくイメージが変わります。メガネの国内生産シェア9割以上を占める福井県鯖江市でも、多様なゴールドフレームが製造されています。（出典：福井県眼鏡協会）

メガネはシルバーとゴールドどっちを選ぶべきか、パーソナルカラーとの相性も気になるところです。また、金縁メガネが似合うメンズの特徴や、金縁メガネが似合う女子の特徴を知ることで、自分に合った一本が見つけやすくなります。さらに、メガネのゴールドフレームをビジネスシーンで使っても良いのか、金縁メガネのおしゃれなコーデはどうすれば良いのか、具体的な悩みは尽きません。

この記事では、金縁メガネが似合う人の特徴から、形状別の印象の違い、ビジネスシーンでの選び方、おしゃれなコーディネート術まで、網羅的に解説します。

金縁メガネが似合う人の特徴

メガネ ゴールドフレームの印象は

ゴールドフレームのメガネは、顔まわりを華やかでエレガントに見せる効果があります。シルバーフレームが持つクールで知的な印象とは対照的に、ゴールドは温かみを感じさせ、肌馴染みが良いのが特徴です。

特に、パーソナルカラーがイエローベース（イエベ）の肌色の方には、ゴールドが血色を良く見せ、健康的で生き生きとした印象を与えてくれます。

また、重たい印象になりがちな冬の暗めなコーディネート、例えば黒やネイビーのコートやニットにゴールドフレームを取り入れると、アクセサリーのような上質なアクセントとなり、一気に洗練された大人の艶っぽさを演出できます。

ただ、ゴールドと一口に言っても、その種類は多彩です。色味や質感によっても印象は大きく変わります。

ゴールドフレームの色味による印象の違い

• イエローゴールド（光沢あり）:
  最も華やかでゴージャスな印象。アクセサリーとしての存在感が強いです。
• ピンクゴールド:
  肌馴染みが非常に良く、フェミニンで優しい印象を与えます。血色感をプラスし、表情を柔らかく見せたい方におすすめです。
• アンティークゴールド（マット・くすみ系）:
  光沢を抑えた落ち着いた色味。ブラウンに近く、顔に自然に馴染みます。クラシカルで知的な雰囲気や、ヴィンテージ感を演出できます。

ゴールドフレームが与える主な印象

• 華やかでゴージャスな雰囲気
• 上品でエレガントな立ち振る舞い
• 温かみがあり、肌馴染みが良い（特にイエベ肌）
• 大人の艶っぽさや色気を演出
• クラシカルで知的なムード

金縁メガネはダサい？形状で違う

「金縁メガネはダサい」というイメージは、主にフレームの形状やサイズ感によって左右されます。一昔前に流行した特定のデザインが、現代のファッションと合わず、古臭い印象を与えてしまうことがあるのは事実です。

例えば、レンズの縦幅が広く「正方形」に近い金縁メガネは、昭和の時代を彷彿とさせ、一部では「おじいちゃんっぽい」と感じられることもあります。また、黄色みが強く光沢のある太めの「スクエア型」は、やや威圧感を与え、「いかつい」「バブル時代のよう」といった印象になるケースも見受けられます。

しかし、これは金縁メガネそのものがダサいのではなく、TPOや自身のスタイルに合っていないデザインを選んでいる場合がほとんどです。

現代では、クラシカルな「丸メガネ（ラウンド型）」や、上品な「オーバル型」、知的さを演出する「ボストン型」の金縁メガネが定番の人気を誇っています。同じゴールドでも、フレームの太さ、形状、色の濃淡（光沢の有無）で印象は全く異なります。

以下の表で、形状ごとのイメージの違いを確認してみましょう。

フレーム形状	与えるイメージ	似合いやすい人の特徴・スタイル
丸型 (ラウンド)	クラシカル、上品、柔らかい、中性的、知的	きれいめなファッションの女性、中性的な男性、レトロモダンなスタイル
四角型 (スクエア)	いかつい、シャープ、威圧感 (特に光沢が強く太いもの)	強面の男性、ちょい悪系のファッション、輪郭をシャープに見せたい人
楕円型 (オーバル)	高貴、上品、落ち着きがある、優雅	上品な雰囲気の女性、ミセス世代、顔の印象を柔らかくしたい人
正方形型 (スクエア系)	昭和レトロ、古風、個性的 (デザインによる)	レトロなファッション、あえて古着と合わせる上級者、コスプレなど

デザイン選びの注意点

黄色みが非常に強く、光沢のある太いフレームは、成金のような印象や威圧感を与えやすいため、選ぶ際に注意が必要です。特にビジネスシーンや初対面の人と会う場面では避けた方が無難でしょう。

なお、ここでいう「金縁」は主にゴールドカラーのメッキやチタン素材（イオンプレーティングなど）を指しますが、中には18金（K18）などを使用した高価なフレームも存在します。

これらは素材自体の価値が非常に高く、金の相場によって価格が変動します。（参考：田中貴金属工業（金価格情報））こうした本物の金を使ったフレームは、メッキとは異なる重厚感と深い輝きを持ちますが、非常に高価であり、また違った意味でのTPOが求められます。

金縁メガネが似合うメンズの特徴

金縁メガネが似合う男性には、ファッションや雰囲気によって大きく分けて二つのタイプがあります。

1. 中性的で清潔感のあるタイプ

一つは、中性的でクリーンな印象を持つタイプです。

線が細く色白の男性が、細身の金縁「丸メガネ」や「ボストン型」をかけると、レトロで知的な雰囲気が際立ち、上品な清潔感を演出できます。

ファッションとしては、シンプルな白シャツやクリーンなニット、細身のパンツなど、ミニマルできれいめなスタイルと好相性です。アーティスティックな雰囲気も醸し出せます。

2. コワモテで男らしいタイプ

もう一つは、対照的にコワモテで男らしいタイプです。このような男性が、あえて「スクエア型」の金縁メガネ（特に白とゴールドの組み合わせや、光沢の強いもの）を選ぶと、シャープさが強調され、「ちょい悪」な大人の色気を醸し出します。

これは、俳優の哀川翔さんのようなスタイルをイメージすると分かりやすいかもしれません。レザージャケットやVネックのTシャツなど、男らしいアイテムと合わせると、その魅力が一層引き立ちます。

質感で印象を変える「マット」と「アンティーク」

男性の場合、派手さを抑えたいなら質感にこだわるのがおすすめです。

• マットゴールド (艶消し):
  光沢を抑えることで、肌馴染みが良くなり、知的で落ち着いた印象になります。ビジネスシーンでも使いやすい質感です。
• アンティークゴールド:
  あえて色ムラや使い込んだ風合いを出したカラーリング。ヴィンテージ感があり、渋く個性的なスタイルを演出できます。レザーやデニムなど、味のあるアイテムと相性抜群です。

金縁メガネが似合うレディースの特徴

金縁メガネはアクセサリー感覚で取り入れられるため、女性に非常に人気があります。顔周りをぱっと華やかにし、コーディネートの格上げをしてくれるアイテムです。特に、上品できれいめなファッションを好む女性との相性は抜群です。

例えば、「丸メガネ」の金縁は、クラシカルで柔らかい印象を与え、顔周りを華やかに彩ります。「オーバル型」は、より高貴で落ち着いた「上品な奥様」のような雰囲気を演出してくれます。また、細いゴールドフレームは、アイシャドウやリップなどのメイクを引き立て、すっぴんやナチュラルメイクの日でも顔にメリハリを与えてくれる効果が期待できます。

人気のゴールドカラーバリエーション

女性には、通常のイエローゴールド以外も人気があり、それぞれ異なる魅力を持ちます。

• ピンクゴールド:
  肌馴染みが非常に良く、クラシック感を抑えつつ可愛らしい雰囲気をプラスします。血色感を良く見せる効果も期待でき、フェミニンで優しい印象を与えたい方に最適です。
• アンティークゴールド:
  くすんだ色味のゴールドで、ブラウンに近いため顔に自然に馴染みます。派手さを抑えつつ、クラシカルな印象やナチュラルな雰囲気を与えたい方におすすめです。ヴィンテージの洋服ともよく合います。

このように、ゴールドの色味や質感を選ぶことで、自分の肌色やなりたいイメージ、普段のファッションに合わせた最高の一本を見つけやすくなります。

金縁メガネが似合う人になる選び方

メガネはシルバーとゴールドどっち？

メタルフレームを選ぶ際、シルバーとゴールドのどちらが似合うかは、一般的にパーソナルカラー（肌の色ベース）が一つの指標とされています。色彩学の観点からも、肌の色と調和する色を選ぶことは重要とされています。（出典：公益社団法人 色彩検定協会）

パーソナルカラー	肌色の傾向	似合うメタルカラー
イエローベース (イエベ) （スプリング・オータム）	肌に黄色みがあり、温かみのある色が似合うタイプ。	ゴールド (特にイエローゴールド、アンティークゴールド)
ブルーベース (ブルベ) （サマー・ウィンター）	肌に青みがあり、涼しげな色が似合うタイプ。	シルバー (プラチナ、シルバーグレイ)

• ゴールドが似合いやすい人 (イエローベース)
  イエベの方がゴールドを身につけると、肌の艶が増し、血色が良く見え、健康的で若々しい印象になります。ゴールドの色が肌に馴染み、顔全体を明るく見せてくれます。
• シルバーが似合いやすい人 (ブルーベース)
  ブルベの方がシルバーを身につけると、肌の透明感が増し、色白でクールな印象が引き立ちます。シャープで知的な雰囲気を演出できます。

パーソナルカラーは絶対ではない

これはあくまで一般的な傾向であり、絶対的なルールではありません。イエローベースでも涼しげな色が似合う方、ブルーベースでも温かみのある色が似合う方はいます。

特にゴールドは、黄色みの強さや光沢の有無で大きく印象が変わります。例えば、黄色みを抑えた「ライトゴールド」や、赤みのある「ピンクゴールド」は、ブルーベースの方でも比較的似合いやすいと言われています。

最終的には、鏡の前で実際にかけ比べてみて、「顔色がくすんで見えないか」「顔色が明るく、表情がいきいきと見えるか」で判断するのが最も確実です。

金縁メガネとビジネスシーン

「ゴールドフレームは派手だからビジネスシーンには不向き」と考える方も多いですが、結論から言うと、デザインを選べば全く問題ありません。

ビジネスシーンで金縁メガネを取り入れる場合は、「華やかさ」よりも「上品さ」や「知的さ」、「信頼感」を重視することが重要です。TPO（時・場所・場面）に合わせた選び方が求められます。

ビジネスシーンにおすすめの金縁メガネ

• 細身のフレーム (リム)
  メガネの主張が抑えられ、顔に馴染みやすく知的な印象を与えます。
• マットな質感 (艶消し)
  光沢が抑えられるため、派手さがなくなり落ち着いた印象を与えます。誠実さを演出しやすくなります。
• アンティークゴールドやくすんだ色味
  ブラウンに近い色味は肌馴染みが良く、知的で誠実な雰囲気を演出できます。
• クセのない上品なデザイン（ボストン型など）
  装飾が少なく、シンプルなデザインを選びましょう。ラウンド型よりは、ボストン型やオーバル型の方がビジネスには適している場合があります。
• OKな職種の例:
  クリエイティブ職、IT関連、内勤、比較的服装が自由な業種。

ビジネスで避けた方が良い金縁メガネ

• 光沢感が強い（ピカピカした）もの
• フレームが太いもの
• 黄色みが非常に強いもの
• 白とゴールドの組み合わせなど、コントラストが強いもの
• 避けるべき職種・場面の例:
  厳格な金融機関、公務員、法曹関係、重要な商談、謝罪の場面。

これらは「いかつい」「チャラい」「威圧的」といった印象を与えかねないため、相手に信頼感や安心感を与えるべき場面では避けるのが賢明です。

金縁メガネのおしゃれなコーデ

金縁メガネは、コーディネートのアクセントとして非常に優秀なアイテムです。かけるだけで、いつもの服装に「知的さ」や「上品さ」をプラスできます。シーン別に、おしゃれな取り入れ方を紹介します。

1. ジャケットスタイル (きれいめ・トラッド)

金縁メガネは、ネイビーのブレザーやテーラードジャケットといった、ジャケットスタイルとの相性が抜群です。インナーにシンプルなTシャツやハイゲージニットを合わせ、ボトムスにチノパンやスラックスを持ってくるだけで、知的でクラシカルな「トラッドスタイル」が完成します。トレンチコートに合わせるのも定番です。

2. ダークトーンの冬コーデ

重たい印象になりがちな、黒のタートルネックニットや、チャコールグレーのチェスターコートといった冬の装いに、金縁メガネは最適です。

シルバーの冷たい印象とは異なり、ゴールドが温かみと華やかさをプラスし、顔周りを明るく見せてくれます。重厚感のある服装に、上品な「抜け感」を作ってくれる効果があります。

3. カジュアル・古着スタイル

あえてアメリカンカジュアルな古着（スウェットやミリタリージャケット）や、リラックス感のあるバギーデニムに金縁メガネを合わせるのもおしゃれな上級テクニックです。

ラフで無骨なスタイルに「知性」と「品の良さ」が加わり、スタイリングが都会的で洗練された印象に仕上がります。

金縁メガネを主役にする場合は、他のアクセサリー（ピアス、イヤリング、ネックレス）もゴールド系で色味を合わせると、コーディネート全体に統一感が出て、より洗練された印象になりますよ。ただし、やりすぎると派手になるので、バランスが大切です。

まとめ：金縁メガネが似合う人

最後に、金縁メガネが似合う人になるためのポイントを、この記事の要点としてまとめます。