jacques durand/ジャックデュランの値段は？モデル別の価格と評判を解説

フランスの独創的なアイウェアブランド、ジャックデュラン。その魅力に惹かれつつも、値段が気になっている方は少なくないはずです。一般的なメガネの平均的な購入価格はいくらなのか、それと比較してジャックデュランの価格帯はどのように位置づけられるのでしょうか。

また、ジャックデュランの値上げはあったのか、その評判は価格に見合うものなのか、といった疑問も浮かびます。坂本龍一さんをはじめとする芸能人が愛用していることでも知られていますが、ジャックデュランが似合う人の特徴とはどのようなものでしょうか。実は、ジャックデュランは女性にも人気があり、その普遍的なデザイン性がうかがえます。

この記事では、代表的なモデルであるジャックデュラン506と106の値段と違い、人気のジャックデュラン106のカラーバリエーションにも焦点を当てます。さらに、ジャックデュランは通販で購入できるのか、大阪にある取扱店はどこか、といった具体的な購入方法に至るまで、あなたのあらゆる疑問に答えていきます。

なぜ高い？jacques durandの値段と価値

メガネの平均的な購入価格と、jacques durandの平均価格

一般的なメガネの購入価格は、フレームとレンズのセットで2万円から5万円程度が相場と考えられます。もちろん、レンズの性能やブランドによって価格は大きく変動しますが、多くの人がこの範囲内で購入しているのが実情です。

一方、ジャックデュランのメガネは、最も手に取りやすい「Timeless collection」でも59,400円（税込）からとなっており、一般的なメガネと比較すると明らかに高価な価格帯に位置します。例えば、厚みのあるアセテート生地を使用した「plus is + collection」は121,000円（税込）、特別な「CURVA collection」に至っては154,000円（税込）です。

このように言うと、非常に高価に感じるかもしれません。しかし、この価格設定には、デザインへのこだわり、使用される素材の品質、そして製造工程における職人の手仕事といった、価格以上の価値が反映されています。そのため、単純な価格比較だけでは測れない魅力がジャックデュランには存在します。次の項目では、価格の背景にあるブランドの価値について、さらに詳しく掘り下げていきます。

ジャックデュランの値上げはあった？

ジャックデュランの価格について調べている方の中には、過去の価格をご存知の方もいらっしゃるかもしれません。結論から言うと、ジャックデュランは2023年9月に価格改定を行っており、全体的に値上げされています。

この価格改定の背景には、世界的な原材料費の高騰や、製造コストの上昇、そして為替の変動といった、複数の要因が考えられます。ジャックデュランのフレームは、高品質なアセテートを使用し、フランスやイタリアの工場で製造されているため、これらの経済的な影響を直接的に受けやすいのです。

ただ単に利益を追求した値上げではなく、これまでの品質を維持し、ブランドの哲学を今後も守り続けていくために必要な価格調整であったと理解するのが適切でしょう。値上げは購入者にとって負担増となりますが、それはブランドが品質に妥協しない姿勢の表れとも言えます。これからも長く愛用できる一本を手に入れるための、未来への投資と捉えることもできるかもしれません。

価格に見合う？ジャックデュランの評判

ジャックデュランの価格を知ると、「本当にその価値があるのか」という評判が気になるのは当然のことです。この点において、実際の愛用者や眼鏡店の専門家からの評判は非常に高いと言えます。

その理由は、主に三つの要素に集約されると考えられます。

第一に、他に類を見ない独創的なデザインです。ジャックデュランのフレームは、一見シンプルでありながら、手で引いたような温かみのあるラインや、意表を突くカッティングが施されています。特に、ブラッシングによって艶を消したマットな質感はブランドの象徴であり、ボリュームのあるデザインをお顔に不思議と馴染ませます。

第二に、徹底した品質へのこだわりです。製造に関わる全ての工場名を公表するトレーサビリティを確保しており、これは自社製品に対する絶対的な自信の表れに他なりません。デザインだけでなく、品質や価格にも嘘偽りがないという誠実な姿勢が、多くのファンから信頼されています。

そして第三に、ブランドが持つ「TIMELESS EYEWEAR」という哲学です。流行に左右されることなく、長く愛用できる普遍的なデザインを追求しています。これらの理由から、多くのユーザーは購入価格以上の満足感と価値を見出しており、「価格に見合う、あるいはそれ以上の価値がある」というのが一般的な評判です。

ジャックデュランを愛用する芸能人

ジャックデュランの魅力を語る上で、著名な愛用者の存在は欠かせません。中でも、世界的な音楽家であった故・坂本龍一氏が愛用していたことは、ブランドの評価を確固たるものにしました。

坂本龍一氏が晩年、公の場で頻繁に着用していたのが、代表モデルの一つである「506 Paques」です。彼の知的でアーティスティックな雰囲気に、ジャックデュランのユニークでありながら品格のあるデザインが見事に調和していました。坂本氏の選択は、ブランドが持つ世界観や質の高さを多くの人に知らしめるきっかけとなったのです。

また、俳優の役所広司さんがCMで着用していたことも話題になりました。ジャックデュランのメガネは、単なる視力矯正器具ではなく、着用者の個性や知性を引き立てるアイテムとして、自己表現を大切にするクリエイターやアーティストから特に強く支持されていることがうかがえます。このように、影響力のある人物に選ばれているという事実も、ブランドの価値と信頼性を物語る一つの要素となっています。

ジャックデュランが似合う人の特徴

jacques durandのフレームは個性的であるため、どのような人に似合うのか気になる方も多いでしょう。そのデザイン特性から、似合う人の特徴をいくつか挙げることができます。

まず、平面的でボリュームのあるフロントデザインは、お顔に立体感とアクセントを与えます。このため、比較的すっきりとした顔立ちの方や、メガネで個性を表現したい方に非常におすすめです。特徴的なマット加工が施されているため、フレームの主張が強くなりすぎず、自然に馴染むのもポイントです。

また、フレームに存在感があるため、小顔効果を期待する方にも適しています。特に、レンズの縦幅がしっかりあるボストン型やパント型のモデルは、視覚的に顔の面積を小さく見せる効果が期待できるでしょう。

逆に言えば、すでに目鼻立ちがはっきりしている方が掛けると、やや印象が強くなりすぎる可能性も考えられます。しかし、これは一概にデメリットとは言えず、むしろそれを活かしてより印象的なスタイルを確立することも可能です。最終的には、ご自身のファッションやなりたいイメージに合わせて選ぶことが、最も大切な鍵となります。

ジャックデュランは女性にも人気

ジャックデュランと聞くと、そのボリューム感や坂本龍一氏のイメージから、男性向けのブランドという印象を持つ方がいるかもしれません。しかし、実際には多くの女性からも支持され、愛用されています。

女性に人気の理由は、その絶妙なデザインバランスにあります。例えば、代表的なモデル「168 LEVANT」は、しっかりとした厚みのあるボストンシェイプですが、柔らかな曲線で構成されているため、女性が掛けてもハードになりすぎません。むしろ、少し大きめのサイズ感がこなれた雰囲気を演出し、ファッションのアクセントとして機能します。

また、前述の通り、ブランド特有のマット加工が大きな役割を果たしています。光沢のあるフレームはどうしても主張が強くなりがちですが、艶消しされた表面は肌なじみが良く、ボリュームのあるデザインを柔らかい印象に見せてくれます。

このように、ジャックデュランは性別を問わないジェンダーレスな魅力を持っており、自分のスタイルを確立したいと考えるおしゃれな女性にとって、魅力的な選択肢の一つとなっているのです。

モデル別jacques durandの値段と購入方法

ジャックデュラン506と106の値段と違い

ジャックデュランの中でも特に知名度が高く、比較されることが多いのが「PAQUES 506」と「PAQUES 106」です。坂本龍一氏が愛用したことで知られるこれらのモデルですが、似ているようで明確な違いが存在します。

デザインと仕様の違い

主な違いは、ターゲットとなる市場の設計思想にあります。「506」は日本をはじめとするアジア市場向けにデザインされたモデルです。一方、「106」はヨーロッパ市場向けのオリジナルモデルという位置づけになります。

具体的には、「506」の方がレンズシェイプに丸みがあり、キャラクター感のある柔らかな印象を与えます。対して「106」は、ややレンズサイズが小さく、ブリッジ（鼻部分）の幅が広いため、よりカッチリとしたクラシックで知的な雰囲気です。国内では「106」の方が希少性が高いとされています。

サイズと価格の比較

項目	PAQUES 506	PAQUES 106
仕様	アジアモデル	ヨーロッパモデル
レンズ横幅	44mm	43mm
ブリッジ幅	23mm	26mm
フロント横幅	130mm	131mm
印象	より丸みがあり、柔らかな雰囲気	ややシャープで、知的な雰囲気
価格(税込)	¥59,400-	¥59,400-

このように、価格は両モデルとも同じですが、サイズとデザインの思想に違いがあります。どちらが良いということではなく、ご自身の顔立ちや求める雰囲気に合わせて選ぶのが最適です。より柔和な個性を求めるなら「506」、よりクラシカルで引き締まった印象を求めるなら「106」が候補となるでしょう。

人気のジャックデュラン106のカラー

ヨーロッパモデルとして人気の高い「PAQUES 106」は、その洗練されたデザインだけでなく、魅力的なカラーバリエーションも特徴です。どの色を選ぶかによって、同じフレームでも大きく印象が変わります。

Col.002 (マットブラック)

最も定番であり、ブランドの象徴とも言えるカラーがマットブラックです。ブラッシングによる艶消し加工が施された黒は、重厚でありながらも肌に溶け込むような不思議な質感を持っています。どんなファッションにも合わせやすく、知的でクールな印象を演出したい方に最適です。初めてジャックデュランを手にする方にも間違いない選択と言えます。

Col.021 (トーキョートートイズ)

黒と黄色のコントラストが美しいべっ甲柄で、通称「トーキョートートイズ」と呼ばれています。クラシックな雰囲気を持ちつつも、モダンで華やかな印象を与えてくれるのが魅力です。マットブラックに比べると肌なじみが良く、表情を明るく見せる効果も期待できます。ファッションのアクセントとして、より個性的なスタイルを楽しみたい方におすすめです。

他にも、ブラウン系のデミ柄やクリア系のカラーなど、様々なバリエーションが存在します。在庫状況は時期によって変動するため、希望のカラーがある場合は、早めに取扱店に問い合わせることが大切です。

ジャックデュランは通販で購入できる？

ジャックデュランのフレームを、オンライン通販で購入することは可能です。公式サイトや正規代理店のウェブサイトから、取り扱いのある眼鏡店の通販サイトへアクセスすることができます。

通販で購入するメリット

通販の最大のメリットは、店舗に足を運ぶ時間がない方や、近隣に取扱店がない方でも手軽に購入できる点です。在庫があれば、いつでもどこでも注文できる利便性は非常に高いと言えます。

通販で購入する際の注意点

一方で、通販での購入には注意すべき点もあります。最も大きなデメリットは、実際に試着ができないことです。ジャックデュランのフレームは、独特のボリューム感やサイズ感を持っているため、写真で見る印象と実際に掛けた時の印象が異なる場合があります。特に、掛け心地や顔へのフィット感は、試着してみないと分かりません。

また、レンズを同時に入れる場合は、度数の情報だけでなく、瞳孔間距離（PD）やアイポイント（EP）といった精密な測定が必要になります。これらの測定が不正確だと、見え方に違和感が生じたり、眼精疲労の原因になったりする可能性も否定できません。

これらの理由から、もし可能であれば、一度は正規取扱店で実際に試着し、専門のスタッフに相談した上で購入するのが最も安心な方法と考えられます。

大阪にあるジャックデュラン取扱店

関西圏にお住まいで、ジャックデュランのフレームを実際に見てみたい、試着してみたいという方も多いでしょう。大阪にも、ジャックデュランを取り扱う正規販売店が存在します。

ただし、具体的な店舗名や在庫状況は常に変動する可能性があるため、ここで特定の店舗名を挙げることは控えます。ブランドの取り扱いを終了したり、新たに取り扱いを開始したりするケースも考えられるからです。

最も確実な方法は、ジャックデュランの日本公式ウェブサイトや、ブランドの輸入代理店のウェブサイトを確認することです。そこには、全国の正規取扱店リストが掲載されていることが多く、最新の情報を得ることができます。

来店前には、目的のモデルやカラーの在庫があるかどうかを、事前に電話で問い合わせておくことをお勧めします。店舗によっては在庫が限られている場合もあるため、無駄足にならないよう、事前の確認がスムーズな購入への鍵となります。専門のスタッフに相談しながら、じっくりと自分だけの一本を選んでください。

まとめ：自分に合うjacques durandの値段