オーバーサングラスを100均のセリアで調査！釣りや運転に使える？

こんにちは。ラグジュアリー・アイウェア、運営者の「カトラー」です。

週末のドライブや、友人に誘われた初めての釣り。「日差しが眩しいのは嫌だけど、いきなり数万円もする度付きサングラスを作るのはちょっと…」と躊躇してしまうこと、ありますよね。

そんな時、私たちの強い味方になってくれるのが100円ショップです。特に「オーバー サングラス 100 均 セリア」と検索しているあなたは、きっと「安くて、おしゃれで、使える」アイテムを探しているはずです。

私自身も眼鏡ユーザーとして、コストと機能のバランスには長年悩み続けてきました。だからこそ、安易に購入して「失敗した！」と後悔してほしくないのです。この記事では、100均アイウェアのリアルな実情と、賢い選び方を徹底的に解説します。

オーバーサングラスは100均のセリアにあるか調査

「セリアならきっと、デザインの良いオーバーグラスが見つかるはず」
そう期待して店舗へ向かう前に、まずは市場の現状を冷静に把握しておきましょう。実は、私たちが求めている「眼鏡の上から掛けられる本格的なサングラス」に関しては、チェーンごとに戦略が全く異なり、品揃えに大きな偏りがあるのが現実です。

セリアは偏光よりクリップオンが主力の可能性

セリアはおしゃれな雑貨やDIY用品が豊富で、私も頻繁に利用する大好きなショップです。店内の雰囲気も洗練されており、期待値は高まりますよね。しかし、こと「機能性アイウェア」に関しては、少し事情が異なります。

複数の店舗リサーチや、SNSでのリアルな口コミ情報を分析すると、セリアのアイウェアコーナーでは、眼鏡を丸ごと覆うタイプの「オーバーサングラス」の在庫は非常に流動的です。その代わりによく見かけるのが、眼鏡のブリッジ（鼻にかかる部分）にクリップで挟んで装着する「クリップオンサングラス」です。

おしゃれだけど「機能不足」に注意

セリアで見つかるサングラス製品は、ファッション性を重視した「ライトカラーレンズ」や、単なる「UVカットメガネ」であることが多いです。

釣りやドライブで最も重要となる「偏光（Polarized）機能」が付いていないモデルが大半を占めるため、注意が必要です。「眩しさを抑えて水の中を見たい」「フロントガラスの映り込みを消したい」という具体的な目的がある場合、パッケージの裏面を必ず確認してください。

「偏光」の文字がなければ、それはただ視界を暗くするだけのフィルターに過ぎず、期待する効果は得られません。

釣りならワッツの220円偏光モデルが最強

では、どこに行けば「本当に使える」オーバーサングラスが手に入るのか。現時点での最強の回答は「ワッツ（Watts）」です。

ワッツは、100均業界の中でもアイウェアのスペック分けを明確に行っている稀有なチェーンです。特に注目すべきは、価格帯によって機能が明確に階層化されている点です。以下の表をご覧ください。

製品名	価格（税込）	偏光機能	レンズ素材	推奨用途
オーバーサングラス	165円	なし	アクリル/PC	短時間の外出、予備、紛失前提
偏光サングラスPOLスポーツ	220円	あり	トリアセテート等	釣り、スポーツ、長距離運転
偏光サングラスPOLウエリントン	220円	あり	トリアセテート等	ファッション、街歩き

ここがポイント！
たった55円を追加して220円（税込）のモデルを選ぶだけで、本格的な「偏光機能」が手に入ります。

この「POLスポーツ」シリーズは、眼鏡の上から掛けられる形状でありながら、しっかりと偏光フィルムが内蔵されています。水面の乱反射をカットしてくれるため、釣りで魚影を探す際のアドバンテージは計り知れません。

また、12個入りのロットで安定供給されているため、店舗での在庫遭遇率が高いのも魅力です。釣り具メーカーの数千円のエントリーモデルを買う前に、まずはこれを試す価値があります。

ダイソーでは老眼鏡との誤購入に注意が必要

店舗数が圧倒的に多く、最も身近なダイソーですが、ここには「知っていないと回避できない罠」が存在します。それは、「老眼鏡のオーバーグラス」がサングラスと同じ売り場に並んでいることです。

パッケージの「+1.0」を見逃すな

ダイソーには「老眼鏡 オーバーグラス」という商品があり、見た目は黒いサングラスそのものです。しかし、レンズにはしっかりと度数が入っています。これを日除け目的で購入して運転中に使用すると、遠くがぼやけたり、強い吐き気や頭痛に襲われたりする危険性があります。

購入前のチェックリスト
□ パッケージに「老眼鏡」「Reading Glasses」の文字がないか
□ 「+1.0」「+2.0」などの度数表記がないか
□ レンズを通して遠くを見た時、景色が歪まないか

また、ダイソーの100円（税込110円）ラインのオーバーグラスは、コストダウンのためにレンズ素材に「アクリル樹脂」を使用しているケースが多いです。

アクリルは透明度は高いものの、ポリカーボネートに比べて衝撃に弱く、割れやすいという特性があります。万が一の転倒やエアバッグ作動時の安全性を考えると、激しいスポーツや高速道路での運転には不向きかもしれません。

運転中のトンネル対策には跳ね上げ式が推奨

オーバーサングラスには、構造上の大きな弱点があります。それは、「運転中にトンネルに入った時、とっさに外せない」ことです。

オーバーサングラスは眼鏡を完全に覆い隠すため、フィット感が高い反面、取り外しには両手が必要です。時速数十キロで走行中にハンドルから手を離し、ゴソゴソとサングラスを外す行為は自殺行為に等しいですよね。かといって、暗いトンネル内で濃い色のサングラスを掛け続けるのも、視界不良で非常に危険です。

そこで私がドライバーの方に強くおすすめしたいのが、セリアやキャンドゥでも取り扱いのある「クリップオンタイプ（跳ね上げ式）」です。

• メリット：指一本でレンズを「パカッ」と跳ね上げるだけで、瞬時に裸眼（眼鏡）の視界に戻せる。
• デメリット：クリップ部分が視界に入りやすく、少し重さを感じる場合がある。

見た目のスマートさよりも「安全性」を最優先するなら、運転用には間違いなくこのタイプが正解です。特に山間部などトンネルが多いルートを走る際は、この機能が生死を分けるといっても過言ではありません。

UVカット機能とレンズの色の濃さは別物

「色が真っ黒なレンズなら、紫外線もしっかり防いでくれるはず」
そう思い込んでいませんか？実はこれ、目の健康を守る上で最も危険な誤解なんです。

レンズの「色の濃さ（可視光線透過率）」と「紫外線をカットする能力（紫外線透過率）」は全く別の話です。もし、UVカット加工がされていない真っ黒な雑貨用サングラスを掛けると、どうなるでしょうか。

1. 暗いので、目（瞳孔）が光を取り込もうとして大きく開く。
2. そこへ、レンズを通過した有害な紫外線が大量に降り注ぐ。
3. 結果、裸眼の時以上に水晶体や網膜に深刻なダメージを与えてしまう。

環境省が作成したマニュアルでも、適切なサングラスの使用が推奨されていますが、色の濃さとUVカット性能の関係については特に注意が必要です。

（出典：環境省『紫外線環境保健マニュアル2020』P.43）

最近の100均製品は優秀で、ほとんどが「UV400（紫外線99%カット）」をクリアしていますが、稀に古い在庫や子供用玩具コーナーの商品でUV対応していないものが混ざっている可能性があります。

必ずタグやシールに「紫外線透過率1.0%以下」または「UV400」という表記があることを確認してください。

オーバーサングラスを100均セリア等で徹底比較

100均での購入を決めたあなたに、買ってから後悔しないための具体的なチェックポイントと、使い勝手を劇的に向上させる裏技を伝授します。「たかが100円、されど100円」。無駄な買い物をしないための知恵を身につけましょう。

眼鏡の上から掛けるためのサイズ計測の重要性

「買ったけど、自分の眼鏡が入らなかった…」
これがオーバーサングラスにおける失敗理由の圧倒的No.1です。特に最近流行りの「デカ目フレーム」や「丸メガネ」を掛けている方は要注意です。

100均のオーバーグラスは、コスト削減のためにサイズ展開が1種類（フリーサイズ）しかないことがほとんどです。そして、そのサイズ設計は意外とシビアです。特に問題になるのが「高さ（天地幅）」です。

測るべきは「高さ」と「横幅」

お店に行く前に、ご自身の眼鏡を定規で測ってください。

• 横幅：フレームの端から端まで（ヒンジ部分含む）。135mm〜140mmを超えると厳しい場合が多いです。
• 高さ：レンズ部分の縦幅。ここが35mm〜40mmを超えていると、ダイソーやワッツの標準的なモデルでは下からはみ出てしまいます。

眼鏡が下からはみ出ると、そこから地面の照り返しが入ってきてしまい、サングラスとしての意味を成しません。「あと5mm足りない！」という悲劇を防ぐためにも、事前の計測は必須です。もし眼鏡が大きい場合は、オーバーグラスを諦めてクリップオンタイプを選択するのが賢明です。

偏光レンズの性能をスマホ画面で確認する方法

「パッケージには偏光って書いてあるけど、本当かな？」
そんな疑い深い（そして賢い）あなたのために、売り場で一瞬でできる偏光チェック術をお教えします。特別な道具は必要ありません。あなたのスマートフォンがあれば十分です。

スマホを使った簡易テスト手順

1. スマートフォンの画面を点灯させ、明るさをMAXにします（白い画面を表示させると分かりやすいです）。
2. サングラスのレンズを通して画面を見ます。
3. そのまま、サングラスをゆっくりと90度回転（縦から横へ）させます。

もししっかりとした偏光レンズであれば、特定の角度で画面がスッと暗くなったり、ブラックアウトして見えなくなったりします。これは、液晶画面も偏光フィルターを使っているため、サングラスの偏光軸と交差した時に光が遮断されるからです。

回転させても見え方が全く変わらない、あるいは単に色が薄くなるだけの場合は、残念ながらそれは「ただの色付きレンズ」です。購入候補から外しましょう。

ズレや傷を防ぐ隙間テープ活用等のDIY術

100均のオーバーサングラスは、万人向けに作られているため、どうしても「フィット感が悪い」「歩くとカチャカチャ音がする」という問題が起きがちです。しかし、そこは100均グッズで解決してしまいましょう。数分でできるDIYで、使用感が劇的に変わります。

悩み	解決アイテム（100均で入手可）	DIY方法
眼鏡とぶつかって傷がつく	マイクロファイバークロス	クロスを小さく切り、両面テープでサングラスの内側（眼鏡が当たる部分）に貼り付ける。
上からの光が入る・ズレる	隙間埋めテープ（スポンジ）	窓用などのスポンジテープを、サングラスの上部バイザー裏側に貼ってクッションにする。
鼻パッドが痛い	シリコン製鼻パッド	眼鏡用品売り場にあるシールタイプのパッドを重ね貼りして高さを出す。

特に「マイクロファイバークロスの貼り付け」は強くおすすめします。クリップオンタイプの場合、クリップの金属やプラスチック部分が直接眼鏡のレンズに触れるため、振動で高価なコーティングを傷つけるリスクがあります。小さな布を一枚挟むだけで、そのリスクを大幅に減らすことができますよ。

長時間使用ならコールマンなどメーカー品検討

ここまで100均製品の活用法をお話ししてきましたが、最後に一つだけ、正直なアドバイスをさせてください。

もしあなたが、「一日中運転する」「朝から夕方まで釣りをする」といった長時間使用を想定しているなら、100均製品は避けた方が無難かもしれません。

その最大の理由は「レンズの光学的な歪み」です。
安価なプラスチックレンズは、どうしても製造過程で微細な歪みが生じます。短時間なら気になりませんが、長時間それを通して景色を見続けると、脳が歪みを補正しようとして無意識に負担がかかり、頭痛や酷い眼精疲労、いわゆる「サングラス酔い」を引き起こすことがあります。

次のステップは2,000円〜

目の健康を考えるなら、アウトドアブランドの「Coleman（コールマン）」などのオーバーグラス（実売2,000円〜3,000円）や、さらに高品質な福井県鯖江産のレンズを採用した「Dang Shades（ダン・シェイディーズ）」などを検討してみてください。

これらはレンズの透明度が高く、歪みが極めて少ないため、掛けていることを忘れるほど自然な視界が得られます。「とりあえずのお試し」はワッツで、「本気のアウトドア」はメーカー品で。この使い分けこそが、賢いアイウェアライフの秘訣です。

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まとめ：オーバーサングラスを100均のセリアで探す結論

今回は、オーバーサングラスや100均のセリアに関する実情を深掘りしてきました。結論として、セリアでおしゃれかつ機能的なオーバーグラスに出会える確率は低めですが、視点を変えてワッツやダイソーを選び、正しい知識で選別すれば、コストパフォーマンス最強のアイウェアを手に入れることは十分に可能です。

記事の要点まとめ

• セリア：クリップオンが主力。偏光機能付きはレアなので要確認。
• ワッツ：220円の「POLスポーツ」は偏光機能付きで釣り人の最強の味方。
• ダイソー：「老眼鏡」との誤購入に注意。塗装剥がれのないモデルを選ぼう。
• DIY：隙間テープやクロスを貼るだけで、数千円クラスの快適性に化ける。
• 限界：長時間の使用で目が疲れるようなら、迷わずメーカー品へアップグレードを。

あなたの用途にぴったりの一本が見つかり、日差しの下でも快適に過ごせるようになることを願っています。まずはメジャーを持って、近くのワッツやダイソーを覗いてみてくださいね。

※本記事の情報は執筆時点のものです。店舗や時期により在庫状況やパッケージデザインは異なります。
※目の健康に関わることですので、使用中に違和感や痛みを感じた場合は直ちに使用を中止し、眼科専門医にご相談ください。