JINSのブルーライトカット40%レンズは普段使いNG？効果と選び方を徹底解説

パソコンやスマホと向き合う時間が増え、「目の疲れが気になる…」と感じていませんか。JINSのブルーライトカットメガネは有名ですが、特に40%カットのレンズは効果が高いと聞く一方で、普段使いには向かないという声もあり、実際のところが気になりますよね。

この記事では、JINSブルーライトカットの効果を解説しつつ、気になるJINSブルーライトカットの料金はいくら？という疑問にもお答えします。また、JINSブルーライトカット40%レンズが持つ具体的な特徴から、JINSブルーライトカット40%レンズの見た目への影響、そして一部で聞かれるブルーライトカットレンズをやめたいと感じる理由まで、多角的に掘り下げていきます。

さらに、ブルーライトカット25%・40%・60%の違いは？という比較や、JINSブルーライトカット60%レンズの普段使いは可能か、そもそもブルーライトカットは何パーセントが理想的？といった疑問にも専門家の意見を交えて回答。ブルーライトカット100%カットは存在する？という素朴な疑問から、あなたのライフスタイルに合わせた用途別おすすめのブルーライトカットメガネまで、この記事一本で全ての情報が分かります。

JINS ブルーライトカット40%レンズの普段使いの気になる効果と評判

JINS ブルーライトカットレンズの効果を解説

JINSのブルーライトカットメガネは、私たちの目や身体に影響を与えるとされるブルーライトを軽減する機能を持っています。

そもそもブルーライトとは、人の目で見える光（可視光線）の中でも特にエネルギーが強く、波長が380～500nmの青色光のことを指します。パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイから多く発生しており、長時間浴び続けることで目のちらつきや眩しさ、ひいては眼精疲労につながることが懸念されています。

JINS SCREENレンズは、このブルーライトを特殊なコーティングやレンズ素材で吸収・反射することにより、目に入る光の量をコントロールします。これにより、以下のような効果が期待できます。

期待できる主な効果

• 眼精疲労の軽減：ディスプレイの眩しさが和らぎ、目のしょぼしょぼ感やチカチカ感を抑えます。
• 睡眠の質への配慮：夜間にブルーライトを浴びると体内時計が乱れやすいと言われますが、その光をカットすることで、身体を自然なリズムに保つサポートをします。
• 紫外線（UV）カット：JINSのレンズはブルーライトだけでなく、紫外線も99%以上カットする機能が標準で備わっています。（参照：JINS公式サイト）

「目が疲れにくくなった」「夕方のかすみが減った」といった声が多く聞かれるのは、これらの効果によるものですね。単なる気休めではなく、光を物理的にカットすることで目の負担を減らす、という分かりやすい仕組みです。

JINS ブルーライトカットレンズの料金はいくら？

JINSでブルーライトカットメガネを購入する場合、料金は「好きなフレームの価格 ＋ JINS SCREENレンズの料金」で決まります。

フレームは安いものだと5,000円台から、デザイン性の高いものや軽量素材を使ったものだと1万円を超えるものまで様々です。その選んだフレームの価格に、ブルーライトカットレンズのオプション料金が加算される仕組みです。

JINS公式サイトによると、JINS SCREENレンズの価格は一律で5,500円（税込）となっています。以前はカット率によって価格が異なりましたが、現在はどのカット率を選んでも同価格で提供されています。

項目	価格（税込）	備考
フレーム代金	¥5,900～	選ぶフレームによって変動
JINS SCREENレンズ	¥5,500	カット率25%・40%・60%共通
薄型非球面レンズへの変更	+¥3,300～	度数が強い場合に推奨されるオプション
合計金額（目安）	¥11,400～	フレームとレンズの基本料金

上記の価格は度なしレンズの場合です。度付きレンズにする場合でも、JINSでは薄型非球面レンズ（屈折率1.60）であれば追加料金0円で作成できますが、さらに薄いレンズ（屈折率1.67など）を選ぶと追加料金が発生します。詳しくは店頭または公式サイトでご確認ください。（参照：JINS公式サイト レンズガイド）

JINS ブルーライトカット40%レンズが持つ具体的な特徴

JINS SCREENのラインナップの中で、ブルーライトカット率40%のレンズは「HEAVY」と位置付けられています。

その名の通り、パソコンやスマートフォンを長時間使用するヘビーユーザー向けに設計されており、効果と見た目のバランスが取れているのが最大の特徴です。

特徴1：しっかりカットする安心感

カット率25%のレンズよりも高い効果が期待でき、長時間のデスクワークやオンライン会議、趣味のゲームなどで目を酷使するシーンで特に力を発揮します。実際に使用したユーザーからは「午後の目の疲れ方が全然違う」といった声も聞かれます。

特徴2：許容範囲の色味

後述しますが、40%カットレンズにはわずかにブラウン系の色が付いています。しかし、カット率60%のレンズほど視界が暗くなるわけではなく、多くの人にとっては「慣れれば気にならない」レベルです。この「効果を実感できるのに、普段使いもなんとかできる」という絶妙なバランスが、40%カットが選ばれる理由の一つです。

ちなみに私の場合、記事執筆で一日中画面と向き合うため、40%カットは手放せないアイテムになっています。特に、集中して作業する際は、このレンズを通すことで画面のギラつきが抑えられ、目の緊張が和らぐように感じます。

JINS ブルーライトカット40%レンズの見た目への影響

JINSのブルーライトカット40%レンズを普段使いする上で、最も気になるのが「見た目への影響」、特にレンズの色味でしょう。

結論から言うと、40%カットのレンズには、やや黄色またはブラウンがかった色が付いています。これは、ブルーライトを吸収するためにレンズ素材に色が練り込まれているためです。

公式サイトのイメージ写真でも、レンズを通した視界がわずかにセピア調になっているのが確認できます。全くの無色透明ではないため、人によっては以下のような影響を感じることがあります。

• 白い画面がクリーム色に見える
• 視界全体が少し暗く、温かみのある色合いになる
• 他人から見ても、レンズに色が付いているのが分かる場合がある

注意点：正確な色が求められる作業には不向き
この色味があるため、デザイナーやフォトグラファーなど、写真や映像の微妙な色合いを調整する職業の方には不向きです。正確な色を確認する必要がある作業の際は、メガネを外すことをおすすめします。

ただ、多くのレビューでは「スマートフォンの夜間モードほど極端な色ではない」「かけているうちに慣れて気にならなくなる」という意見が多数派です。普段のウェブ閲覧や書類作成といった用途であれば、大きな支障はないと言えるでしょう。

ブルーライトカットレンズをやめたいと感じる理由

高い効果が期待できる一方で、「JINSのブルーライトカットメガネをやめたい」と感じる人がいるのも事実です。その主な理由は、やはり視界の変化に対する違和感にあります。

具体的には、以下のような点が挙げられます。

1. レンズの色味が気になる：前述の通り、特に40%や60%カットのレンズは視界が黄色っぽくなります。この色の変化にどうしても馴染めず、気持ち悪いと感じてしまうケースです。
2. 視界が暗く感じる：ブルーライトを含む光全体をカットするため、視界がやや暗くなります。これが「見えにくい」と感じられ、ストレスになることがあります。
3. レンズの反射が気になる：レンズ表面のコーティングが光を反射し、角度によってレンズが青く光ったり、視界の端にちらつき（ゴースト）が見えたりすることがあります。

違和感を感じた時の対処法

もし購入後に違和感を感じた場合、まずはカット率の低いものから試してみるのがおすすめです。JINSでは、購入から6ヶ月間、2回まで度数交換やレンズ種類の変更が可能な保証制度があります（※条件詳細は要確認）。例えば40%で慣れなければ、より自然な見た目の25%カットに変更してもらう、といった対応も考えられます。

効果を期待して購入したものの、かけること自体がストレスになっては本末転倒です。自分の許容範囲を見極めることが、ブルーライトカットメガネと上手に付き合うコツと言えるでしょう。

JINS ブルーライトカット40%レンズを普段使いするための選び方

ブルーライトカットレンズ25%と40%と60%の違いは？

JINSでは、ブルーライトカット率の異なる3種類のレンズ「JINS SCREEN」が用意されています。それぞれの特徴を理解し、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが非常に重要です。

カット率、推奨される使用シーン、レンズの色味には明確な違いがあります。以下の表でそれぞれの特徴を比較してみましょう。

	25% CUT (DAILY)	40% CUT (HEAVY)	60% CUT (NIGHT)
カット率	25%	40%	60%
レンズの色	ほぼ無色透明	ごく薄いブラウン	濃いめのブラウン
推奨シーン	日常使い、接客業、初めての方	長時間のPC・スマホ作業	就寝前の暗い部屋でのスマホ
メリット	見た目が自然で普段使いしやすい	効果と見た目のバランスが良い	最も高いカット効果
デメリット	効果の実感がやや薄い場合がある	色味があり、人によっては気になる	視界が暗く、日中の使用は非推奨

このように、単純に「カット率が高ければ良い」というわけではないことが分かりますね。自分の主な使用シーンを想像しながら選ぶことが、失敗しないための鍵です。

JINS ブルーライトカット60%レンズの普段使いは可能か

結論から申し上げると、JINSのブルーライトカット60%レンズ（NIGHT）を普段使いすることは推奨されていません。

このレンズは、その名の通り「夜間」の使用、特に「就寝前に暗くした部屋でスマートフォンを見る」といった特定のシチュエーションを想定して設計されています。

普段使いが推奨されない理由は以下の通りです。

• 視界が大幅に暗くなる：カット率が高いため、日中の明るい場所でかけると視界がかなり暗く感じられます。屋外での使用や車の運転は大変危険です。
• 色の変化が大きい：レンズのブラウン色が濃いため、色の認識が大きく変わってしまいます。信号の色や標識の確認にも影響が出る可能性があります。

公式サイトでも日中の使用は非推奨

JINSの公式サイトにおいても、「明るい部屋や日中のご利用や屋外でのご利用はお勧めしておりません。」と明確に記載されています。安全のためにも、このレンズは夜間のリラックスタイム専用と割り切り、日中の普段使い用には25%か40%のレンズを選ぶようにしてください。（参照：JINS公式サイト）

ブルーライトカットは何パーセントが理想的？

「結局、何パーセントのカット率が一番良いの？」という疑問が湧くかと思いますが、その答えは「あなたの生活スタイルによります」となります。

理想的なカット率は、一日のうちでどのくらい、そしてどのような状況でデジタルデバイスを使うかによって変わってきます。以下に、シーン別の理想的なカット率の選び方の目安をまとめました。

シーン別・理想のカット率の選び方

• 【25%が理想的な人】 → 日中、時々PCやスマホを見る程度の方。メガネをかけたり外したりするのが面倒で、一日中かけていたい方。接客業など、メガネの見た目が気になる職業の方。
• 【40%が理想的な人】 → 仕事で1日4時間以上PC作業をする方。テレワークやオンライン会議が中心の方。目の疲れをはっきりと軽減したいと考えている方。
• 【60%が理想的な人】 → 寝る直前までベッドの中でスマホを見てしまう方。睡眠の質を少しでも改善したいと考えている方。（※日中用とは別に2本目のメガネとして持つのが前提）

このように、「大は小を兼ねる」という考え方はブルーライトカットメガネには当てはまりません。日中にブルーライトをカットしすぎると、かえって体内時計のリズムを崩す可能性も指摘されています。自分のライフスタイルを見つめ直し、最も時間を使うシーンに合わせて選ぶことが大切です。

ブルーライトカット100%レンズは存在する？

「どうせなら100%カットしたい」と考える方もいるかもしれませんが、現在の技術では、可視光線であるブルーライトを100%カットするクリアなレンズは存在しません。

もしブルーライトを100%カットした場合、青色の光が全く目に入らなくなるため、視界は極端に暗いオレンジ色や黄色になり、正常な色の認識ができなくなってしまいます。それはもはやメガネではなく、光を遮断するゴーグルのようなものになってしまうでしょう。

カット率の表記にも注意が必要

市場には非常に高いカット率を謳う製品も存在しますが、その数値がどの規格に基づいて算出されたものかを確認することが重要です。JINSが採用しているEN規格（欧州統一規格）は国際的にも広く使われていますが、他の規格（例：旧BS規格）では同じレンズでも数値が高く出ることがあります。

また、安価な製品の中には、表示されているカット率と実際の性能が大きく異なるケースも報告されています。信頼できるメーカーの製品を、規格を確認した上で選ぶことをおすすめします。

そもそも、太陽光にも含まれるブルーライトは、日中に適度に浴びることで脳を覚醒させ、体内時計を整える働きもあります。むやみに全てのブルーライトをカットすることが、必ずしも健康に良いとは限らないのです。

用途別おすすめのブルーライトカットメガネ

最後に、具体的な利用シーンを想定して、JINSで選べるおすすめのブルーライトカットメガネの組み合わせをご紹介します。JINSの魅力は、豊富なフレームデザインと3種類のカット率レンズを自由に組み合わせられる点にあります。

① テレワークで集中したいあなたへ

おすすめの組み合わせ：軽量フレーム「Airframe」 + 40%カットレンズ
一日中かけ続けるテレワークでは、軽さが正義です。軽量で柔軟な「Airframe」シリーズなら、かけていることを忘れるほどの快適さ。レンズは、長時間の画面作業から目を守る40%カットが最適です。

② 外出が多く、ファッションも楽しみたいあなたへ

おすすめの組み合わせ：トレンドのクラシックフレーム + 25%カットレンズ
人と会う機会が多いなら、見た目の自然さが第一。ボストン型やウェリントン型のクラシックなフレームに、ほぼ無色透明な25%カットレンズを組み合わせれば、伊達メガネ感覚でおしゃれにブルーライト対策ができます。

③ とにかく目の健康を最優先したいあなたへ

おすすめの組み合わせ：普段使い用（25% or 40%） + 夜間専用（60%）の2本持ち
最も理想的なのは、シーンによってメガネを使い分けることです。日中の活動時間帯は25%か40%のレンズを使用し、就寝前のリラックスタイムには60%カットのメガネにかけ替える。こうすることで、生活リズムを崩さずに、あらゆるシーンで目の負担を最小限に抑えることができます。

JINSの店舗では実際にレンズの見え方を試すことができます。自分の目で色味や明るさを確かめて、納得のいく一本を見つけてくださいね。

JINS ブルーライトカット40%レンズの普段使いは目的次第

JINSのブルーライトカット40%レンズは、「長時間のデジタル作業による目の負担をしっかり軽減したい」という明確な目的がある方にとっては、普段使いできる非常に有効な選択肢です。ぜひこの記事を参考に、あなたの目に最適な一本を見つけてください。